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博報堂プロダクツとピーディーシー、顧客体験を高めるデータ活用プラットフォームを提供開始

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博報堂プロダクツと、デジタルサイネージ事業を展開するピーディーシーは2021年6月30日、買い物客のよりリッチな購買体験(買い物体験)のためのプラットフォーム「Shopper DX Platform」の提供を開始すると発表しました。このプラットフォームは、小売業の企業が保有するさまざまな顧客属性データと、来店した顧客1人ひとりの行動データを分析し、最適な買い物体験の設計を行うものです。

 コロナ禍のこの1年で、オンラインとオフラインの区別なく買い物をすることが常態化しています。そして、その行動に合わせた「リアルとデジタルが融合したOMO(オンラインとオフラインの融合)」という発想での買い物体験の設計が求められています。  今回発表された「Shopper DX Platform」は、小売業の企業が持つ多様な情報資産をもとにした独自のプラットフォームで、さまざまなタッチポイント(接点)における買い物体験や、提供情報の質を高めることが期待されます。  Shopper DX Platformは、①ピーディーシーの「OneGATE」をベースに、②博報堂プロダクツ リテールプロモーション事業本部の店頭マーケティングにおけるノウハウと実績、③同データビジネスデザイン事業本部が持つ、1stパーティデータから3rdパーティデータまでの幅広いデータの利活用やCRM実績、を連携したものです。 ①ピーディーシーの「OneGATE」システム
 OneGATEは、情報発信のためのスマートメディアプラットフォームです。社内に散在しているコンテンツやデータを集約し、外部データをAPI連携で各デバイスに表示します。そして、Webやデジタルサイネージなどの、自社メディアでの情報発信を強化します。 ②博報堂プロダクツ リテールプロモーション事業本部の店頭マーケティングにおけるノウハウと実績
 同事業本部は、企業と生活者の接点のうち、「店頭」に特化した部門です。最新のデジタル技術により、最適な場所とタイミングで、最適な情報にアプローチする店頭最適化ソリューションを提供しています。 ③博報堂プロダクツ データビジネスデザイン事業本部が持つ幅広いデータの利活用やCRM実績
 同事業本部は、得意先の、1stパーティデータ(自社保有のデータ)から価値を創出し、さまざまなサービスに活用して、確かなマーケティング成果を導きます。プロダクツの主戦場であるCRM(顧客関係管理)などのプロジェクトで強みを発揮するほか、各種データを活用するソリューション開発や拡大も進めています。  これらの連携により、属性・タイミング・顧客インサイト(洞察)に基づいた、デジタルサイネージへの最適なコンテンツ配信が可能になります。そして、さまざまなデバイスへのパーソナルな情報配信を行うことも可能にしました。
図1:「Shopper DX Platform」の概要...

図1:「Shopper DX Platform」の概要イメージ

 Shopper DX Platformの主な特徴として、以下が挙げられています。 ・店頭マーケティング/リテール(小売り)テクノロジーによる買い物体験設計(博報堂プロダクツ リテールプロモーション事業本部)
・小売業が保有するオンライン、オフラインのデータの分析(博報堂プロダクツ データビジネスデザイン事業本部)
・企業が保有する外部データと連携して得られた来店者のモチベーションや、AIによって解析された来店者属性の解析情報など、各種の情報をもとに最適なコンテンツを配信(ピーディーシー「OneGATE」)。
・さまざまな外部サービスとのAPI連携によるAPIエコノミーの創出。
・DX化のための下記技術の提供。
  ・初期調査
  ・要件定義
  ・連携するDMP(Data Management Platform)/CDP(Customer Data Platform)環境の構築
  ・MA(マーケティングオートメーション)導入
  ・PDCAマネジメント  Shopper DX Platformを導入することで、生活者に全方位からアプローチできるオムニチャネル(あらゆる方向での販売戦略)の実現を目指します。それによって、以下のような分析が可能になります。 ・ECサイト上の行動ログから導き出す、リアル店舗における最適な顧客体験
・リアル店舗での買い物行動から、ECサイト上での最適なオファー  その結果、オンラインとオフラインがシームレスに融合したOMOマーケティングを実現することが可能になります。これらは、博報堂プロダクツが培ってきた店頭プロモーション業務の知見や、データ利活用・CRM領域の実績をもとに構築される、最適な買い物体験設計のもとで実現が可能です。  Shopper DX Platformの活用イメージとして、以下が挙げられています。 ・例)アプリ会員データを活用したOMOコミュニケーション
 アプリで獲得した、オウンドメディアで保有する顧客データを、店頭での顧客行動データと紐づけることで、より精度の高いOne to One(個別対応)コミュニケーションを実現し、LTV(ライフタイムバリュー)を高めることが可能になります。
図2:「Shopper DX Platform」の活用...

図2:「Shopper DX Platform」の活用イメージ

 博報堂プロダクツはオンラインとオフラインをシームレスにつなぎ、来店客の好みに合った最適な買い物体験を実現するために、「Shopper DX」構想を掲げ、以下、9つのテーマに沿った課題解決ソリューションを拡充しています。 ・快適な売り場をつくる:買い物行動分析
・来店を後押しする:データ分析・情報発信
・今買うべき理由を伝える:店内情報発信
・買い物の場が広がる:バーチャルショッピング
・買い物が楽にできる:モバイルペイメント
・個に有用な情報を与える:買い物データ基盤
・手軽に参加できる:キャンペーンPF
・買い物をサポートする:接客支援
・「買いたい」を創る:コンテンツ制作  なお、今回のShopper DX Platformは、上記のうち「個に有用な情報を与える:買い物データ基盤」のソリューションに該当します。

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