導入事例

    2021.11.25

    岐阜県の民間病院がiPhone800台導入、ローコード開発も進めて医療サービス向上へ

    岐阜県にある社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院は、iPhoneやiPadを導入しました。迅速かつスムーズに情報を連携できるようにします。以前から使用する統合プラットフォーム「Claris FileMaker」を使ってローコード開発にも着手し、医療サービスの向上を目指します。Claris FileMakerを提供するClaris International Inc. が2021年11月18日、発表しました。

     同病院では、PHSのサービスが一部のエリアを除いて終了するのを機に、これまで使ってきたPHSからiPhoneに切り替えることにしました。もともとClaris FileMakerを使って構築したシステムでは、iPadやiPod touchを患部の写真撮影に使ったり、iOS/iPadOSで稼働するFileMaker向けアプリでデータの更新・共有したりしてきたこともあり、iPhoneへ完全移行することにしました。2021年に800台のiPhoneを導入しました。

     iPhoneを導入したことで、次のような効果を上げています。

    ・患者の状態を即時共有、専門医がリアルタイムにアドバイス
     文字では伝えきれない患者の病変、歩き方や震えなどの状態が共有しやすくなりました。iPhoneやiPadで撮影した写真や動画をFileMakerにアップロードすることで、正確な情報をリアルタイムに共有できます。別フロアにいる専門医が即時に確認してアドバイスしたり、リハビリの状況を家族に見せることで患者や家族のモチベーションが上がりったりするなど、医療サービスの向上につながります。

    ・勤怠管理をiPhoneでペーパーレス化
     FileMakerのカスタムアプリを使い、iPhoneで勤怠管理できるようにしました。医療機関では一般的なタイムカードシステムが使えず、以前は紙で管理していたのをペーパーレス化しました。紙に手書きし、本人と所属長が押印するという勤怠管理の手間を解消します。
    図1:承認機能つきのアプリを用意することで勤怠管理をペ...

    図1:承認機能つきのアプリを用意することで勤怠管理をペーパーレス化

    ・電話帳の機能をカスタマイズし、異動に伴う連絡先更新を効率化
     iPhoneを内線電話として使えるようにしました。FileMakerを使用した電話帳機能を実装し、職員の異動に伴う電話帳更新の作業をFileMaker側で一括で行なえるようにしました。

    ・通話機能だけではない、iPhoneの活用
     PHSからiPhoneに切り替えたことで、電話に出られなかった時にメッセージを送って要件を伝えられるようになりました。投薬の確認のために併用していた PDA(Personal Digital Assistant)も不要となり、iPhoneでさまざまなな業務を網羅できるようになりました。
    図2:内線電話をPHSからiPhoneに移行

    図2:内線電話をPHSからiPhoneに移行

    ・iPadの追加導入により、コロナ禍でのFaceTimeによる面会を実現
     新型コロナウイルス感染症の拡大による一般入院患者の面会制限に伴い、iPadを追加導入しました。FaceTimeによる家族とのオンライン面会が可能になりました。

    ・iPadからベッドの空き状況を確認し、入院調整を効率化
     iPad からベッドマップにアクセスできるようにし、病棟単位でベッドの空き状況をリアルタイムで確認できます。入院調整を迅速かつ効率的に行なえるようになりました。
    図3:ベッドの空き状況をiPadで確認し、入院手続きを効率化

    図3:ベッドの空き状況をiPadで確認し、入院手続きを効率化

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