DX用語集

    2021.10.12

    1分で解る! 今さら聞けないDX用語集【デジタルツイン】

    DXに関連する言葉の中には聞きなれない用語が少なくありません。DXを語るなら、まずはそれらの用語をきちんと理解することが不可欠。そこでDX初心者向けに、DXにまつわる基本的な用語をやさしく解説します。今回は「デジタルツイン」。

     デジタルツイン(DigitalTwin)は、IoTなどで収集したデータを活用し、現実世界にあるモノや空間を仮想世界上に再現する技術です。

     IoTで収集した実データに基づいたシミュレーションを実施できるのが特徴です。例えば生産機器を仮想世界上に再現した場合、IoTを使って機器の稼働時間や負荷、部品の摩耗具合などを収集し、それらデータから故障する時期を予測することができます。稼働時間をあと何時間増やせば、故障時期がどれだけ早まるのかなどをシミュレーションできます。実際の生産機器を使ってシミュレーションする必要がないため、生産ラインに影響を与えない、実データに基づく高精度な予測が可能などのメリットがあります。生産ライン全体を仮想世界上に再現すれば、より緻密な生産計画の立案や、製造機器の買い替え時期の予測などもできるようになります。5GやVRと組み合わせれば、仮想世界上で実施したシミュレーション結果を、製造現場でほぼリアルタイムに確認できるといった使い方も見込めます。

     なお、海外では都市全体を仮想世界上に再現し、交通渋滞の予測や災害時の被害状況把握などに役立てる動きもあります。

     DXにおいてデジタルツインは、主にモノづくりの在り方を変える仕組みとして注目されています。試作機を何度も作り直す時間・コストを省ける、製造リードタイムを短縮できるなどのメリットがある技術として期待されています。IoTを活用して大量データを収集した企業の次の一手として、デジタルツイン環境構築を検討するケースが見られます。
    1 件
    〈 1 / 1 〉

    Related

    DX用語集