「客単価アップ」や「離反防止」などの施策を検討する際の手段となるのが「顧客勘定」です。本書では、「商品を何個売って売上を積み上げる」という「商品勘定」の考え方ではなく、「どの顧客が何個買って売上を積み上げる」という「顧客勘定」の考え方の必要性と実践方法を紹介しています。
具体的には顧客をどう分析するか、どんな実践するにあたってどんな目標を立てればよいか、顧客勘定マーケティングのPDCAサイクルをどう設計すればよいのかなどに触れています。顧客のロイヤルティやLTV向上を進める企業事例も取り上げています。
マーケティング領域に長年携わってきた著者の経験や知見を惜しげもなく紹介しているのも特徴です。著者が実際に顧客をどう獲得したか、育成したか、維持したかといった経験にも触れ、具体的に実践しやすい内容が中心となっています。
なおDXマガジンでは、本書の著者である前田徹哉氏の連載を掲載しています。本書の内容をもとにした構成ですので、本書とともに合わせてご参考にしてください。