新規事業を模索する人、具体的な方法論を使って新規事業創出をアプローチしたいと考えている人に向く内容です。
本書は新規事業を創出する際の方法や考え方をまとめています。特徴は、一人のアイデアをもとに創出するのではなく、チームで新規事業を創出すべきという点です。
しかしチームで新規事業を模索すると、各自のスキルは異なるほか、価値観も違います。ビジネスやテクノロジ、クリエイティブといった点でも考え方やスキル、経験が異なります。
本書では、こうした「異能」の集団が新規事業を創出することを前提に、どのように新たな価値を見いだすべきかを考察しています。
具体的には、異能集団に欠かせない要件、コミュニケーションのとり方、相互理解のポイントといった「チーム論」を紹介します。さらに、新規事業を検討する際のコンセプトや戦略、利益構造のデザイン設計、プロダクト開発の開始条件などの「方法論」も紹介します。
著者の井上一鷹氏は、新規事業に関わって15年、これまで500ケース以上の新規事業を研究してきた実績があります。こうしたノウハウをもとに「チーム論」と「方法論」の2軸で新規事業を創出するための考え方をまとめています。