実践者インタビュー

    2022.03.24

    在庫管理のリアルタイム性追求へ、顧客基点でサステナブルな物流網の構築目指す/~日本オムニチャネル協会 物流分科会リーダーに聞く

    オムニチャネルの振興を主たる事業とする日本オムニチャネル協会。「商品」「売場」「販促」「CS」「物流」「管理」の6つの分科会を活動主体とし、会合を定期的に開催するなどして現場の課題解決に取り組みます。ここでは「物流」分科会のリーダーである小橋重信氏に、活動内容や主な課題、今後の取り組みなどを聞きました。

    ―物流分科会の主なテーマ、活動内容を教えてください。

     「商品を届ける」という物流の役割は、オムニチャネル化によって変わろうとしています。特に実店舗を展開する小売店は、これまでは決められた日時に商品を店舗に配送すればよかった。しかし新たにECサイトを構築・展開したとき、原則として個人に配送しなければなりません。そこには店舗までではなく、その先の顧客に注文が入るたびに原則として配送を準備する必要があります。これまでの物流の仕組みや考え方が変わり、顧客やニーズに応じた配送が求められるようになります。

     こうしたオムニチャネル時代の物流はどうあるべきか。まずは物流分科会に参加する会員間で現状を把握・共有し、どう変わるべきか、何が足りないのか、何を考えればいいのかといった基本的な内容から1つずつ議論を積み重ねています。

     特にテーマとして重視しているのが「在庫」です。物流の仕組みが変わると、商品を保管する倉庫の役割、在庫をどう管理すべきかも考え直さなければなりません。ECサイトで商品を販売すれば、24時間注文が入って在庫が変動する。しかし、在庫管理システムにその情報が反映されなければ欠品しかねない。オムニチャネル化が進むことで、ECサイトの在庫はもちろんのこと、倉庫在庫含め店舗在庫も正確に把握する必要があります。在庫をどう捉え、どのように管理するのが望ましいか。物流分科会としてきちんと考えなければならないと思います。
    写真:日本オムニチャネル協会 物流分科会リーダー 小橋重信氏

    写真:日本オムニチャネル協会 物流分科会リーダー 小橋重信氏

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