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竹中工務店、ドローンとAIを活用した高層建物の外壁調査を実用化

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竹中工務店は2021年6月8日、ドローンを使って建物の外壁タイルの浮きを調べるシステム「スマートタイルセイバー」を導入したことを発表しました。ドローンで撮影した赤外線画像をもとに自動判定します。

 「スマートタイルセイバー」は、ドローンで撮影した赤外線画像から、AIが建物の外壁タイルの浮きを自動判定するシステム。タイル目地とタイル面の温度差をもとにタイルを1枚ごとに識別し、タイルごとの浮きを熱分布データとして抽出します。
図1:「スマートタイルセイバー」による判定画像

図1:「スマートタイルセイバー」による判定画像

 結果はCADデータとして出力でき、赤外線画像と重ねることで修復すべきタイルを特定することが可能です。浮いているタイルの枚数をCSVデータで出力し、タイルが浮いている割合を算出することもできます。
図2:タイル1枚ごとの浮きの状況を可視化する

図2:タイル1枚ごとの浮きの状況を可視化する

 外壁調査にドローンを使うことで、仮説現場の設置などにかかるコストを削減するほか、人が高所で作業する手間も解消します。人の感覚に頼らず、高精度な調査も可能にします。  同社は今後、本システムをタイル貼り高層建物の外壁調査を中心に利用していきます。建築業界のDXを推進して生産性や魅力の向上を目指すとともに、建物の長寿命化による「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成により社会に貢献する考えです。

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