SNSを効果的に活用し、集客力強化や認知向上につながる施策を打ち出す飲食店は少なくありません。もっとも、バズらなければ十分な効果を見込めません。どうすれば“バズる”のか。ここではインパクトのある写真を使い、SNSを最大限活用する飲食店を紹介します。
場所は千葉。海鮮が美味しいこの地で“カジュアル寿司ファミレス”を展開するのが「すしめん処 大京」です。千葉県を中心に9店舗を展開する千葉のローカルチェーンで、低価格を全面に打ち出したキャンペーンを定期的に実施して集客向上を図ります。
何より驚きなのが、提供される料理です。ファミレスらしくさまざまなメニューを用意する中でも一番の注目は「海鮮タワー丼」です。実際に店舗に足を運び、海鮮タワー丼が運ばれてきたときには度肝を抜かされました。
注文したのは3段重ねの「海鮮タワー丼」。1段目には中央にエビがたっぷり入ったちらしずし。2段目には相性抜群の生卵をセットにしたねぎとろ丼。3段目の最上階には豪華な海鮮が並びます。大トロの中でも希少部位の「腹かみ」をはじめ、黒瀬ブリ、赤エビ、サーモン、うに、いくら、いか、ホタテと、これでもかと新鮮な海鮮がズラリ揃っています。
ちなみに、ねぎとろ丼は3段まで追加できるというおまけもついています。3段目の最上階を天ぷら盛り合わせにした「天ぷらタワー丼」もあります。
「すしめん処 大京」では、こうしたインパクトある写真をSNSに投稿しています。この圧巻のインパクトが話題を呼び、SNSで広く拡散されています。
集客力アップ策はSNSの活用にとどまりません。いろいろな施策にチャレンジする中でも人気なのが、子育て世代の応援企画です。例えば「お腹いっぱいお子様うどんセット」の価格はたったの50円。うどん、唐揚げ、卵焼き、ウィンナーに加え、デザートまで50円と圧倒的な低価格が魅力です。物価の上昇や新型コロナウイルス感染症のまん延などによって外食が敬遠される中、子連れの家族にも外食を楽しんでほしいという思いで始めた企画です。同店によると、まだ始めたばかりの企画とのことですが、子供向けメニューの注文が3倍に増えるなど、企画の効果は早速出始めているようです。
そのほか、毎週木曜日には一番人気の商品を半額で提供する企画も実施します。さらに期間限定となるものの、2022年12月21日まで飲食代金の50%をキャッシュバックするキャンペーンも展開します。
来店客を喜ばす斬新な企画を次々打ち出す「すしめん処 大京」。メニューが豊富で家族で楽しめる空間づくりが集客力や認知度向上に大きく寄与しています。集客力や認知度といった課題を抱える飲食店は、地域密着型のカジュアル寿司ファミレス「すしめん処 大京」の取り組みが参考になるかもしれません。
なお、「海鮮タワー丼」と「天ぷらタワー丼」の価格は3段重ねで4378円、ねぎとろ丼1段分の価格は1078円です。ねぎとろ丼を4段重ね、6弾にしたときの価格は7612円です(すべて税込み)。ともに「すしめん処 大京」と「すしうどん 源氏家族」で提供します。予約の必要はありませんが、混んでいるときは時間がかかるのでご注意ください。