新潟ラーメンと一概にくくれない、地域性やバリエーションの豊富さゆえに、SNSの投稿もさらに増えている感があり、その投稿内容もバラエティに富んでいます。
それゆえに、オンライン上で自然派性的に増えている投稿のお陰で、ナチュラルに新潟ラーメンのバラエティや魅力がアップしている模様。まさにリアルとデジタルが自然に融合した、真のコンテンツ…そんなワクワクドキドキなクリエイティブ型の「ナチュラルデジタル拡散」で、新潟ラーメンのファンが増えているのです。
2021年の年間ラーメン支出が1位だった新潟市は、とにかくラーメンの地域性とバラエティに富んでいます。新潟では「新潟5大ラーメン」と呼ばれ、新潟県民から絶大な支持を集めているバリエーションが、こちらです。
・新潟あっさり醤油ラーメン
・長岡生姜醤油ラーメン
・新潟濃厚味噌ラーメン
・燕背脂ラーメン
・三条カレーラーメン
どれも個性が際立つラーメンが目立ちますが、中でも三条市のカレーラーメンは、普段あまり見かけないユニークが売り。三条市内では数多くの店舗がカレーラーメンを提供しており、店舗ごとにさらに特徴があるといいます。
この他にもさらに地域限定の個性派ラーメンがあります。妙高市限定のトン汁ラーメン。豚肉と玉ねぎをふんだんに入れただけのみそ汁ラーメン。これは新潟県民の中でも、妙高市民しか知らないラーメン。しかし、妙高市では老若男女問わず一番ポピュラーな超ローカル市民食。新潟にはそんな新潟県民も知らない、超ローカルラーメンが多数存在します。
そんなまだ見ぬ、ツチノコ的な新潟のローカルラーメンを探して、新潟ラーメンファンがどんどんSNSにアップしています。どんなデジタル施策よりも、ワクワクドキドキ感が一番の拡散に繋がります。つまり、DXのD(デジタル施策)じゃなく、X(クリエイティビティ)の方がDXは効果的なんじゃないかと。
今現在、デジタル施策を推進できる人材はたくさんいるが、ワクワクする発想を持ったクリエイティビティの人材は少ない。今こそDXに必要な人材は「新しい新潟ラーメンを見つけられる」ような人材ではないのだろうか。
妙高市のトン汁ラーメンは、店でもお家でも、毎日食べるくらい超ローカル市民ラーメン。カップラーメンにもなるほどの人気を誇ります。
総務省の「家計調査」による、2021年の都道府県庁所在地/政令指定都市別の「中華そば」の支出額ランキング。ラーメンへの支出が多い上位10都市は次の通りです。
一世帯あたりのラーメン(中華そば)への年間支出額を見ると、1位は新潟市で1万3734円でした。なお、この支出額は外食費のみで、自宅で調理したりカップラーメンを買ってきたりした分の支出は含みません。
2位は山形市で1万343円。新潟市とはわずか300円差でした。3位は宇都宮市で1万321円でした。なお、全国平均は5647円で、1万円以上支出しているのは上位3都市のみでした。ちなみに最下位は和歌山市で2203円でした。
地域別では、東北地方が7575円でもっとも多く、一番支出の少ない沖縄(2944円)とは、約4600円もの差があります。