クロス・マーケティングは2023年5月30日、生成AIに関する調査結果を発表しました。全国の20歳から69歳の男女7532人を対象に、生成AIの認知度や利用状況、AIにとって代わられる/代わられない職業などを聞きました。
生成AIの認知を聞いた結果が図1です。全体と年代別で結果をまとめています。なお、AIを知っている人を対象に聞いた結果となります。
生成AIの認知率は82%で、年代による大きな差は見られませんでした。理解率(人に説明できる+内容をそれなりに知っている)は19%で、20~30代の理解率は他年代より高く、2割半ばでした。
AIに仕事を奪われるであろう職業、奪われないと思う職業を聞いた結果が図2と図3です。なお、生成AIを知っている人を対象に聞いた結果となります。
31の職業を提示し、AIにとって代わられる職業と、これからもとって代わられない職業を聞きました。とって代わられると思う職業の上位は「財務・会計・経理」「一般小売店の定員」が2割台で、「データサイエンティスト」「運転手」「システム・サイト保守運用」が続きます。
一方、とって代わられないと思う職業は、「農業・漁師」「医者・看護師・歯科衛生士」で2割台で多く、「介護士」や「カウンセラー」が続きます。
生成AIサービスの認知度と利用状況を聞いた結果が図4です。
認知度がもっとも高いのは「ChatGPT」で、認知率は78%でした、利用経験はも39%と。他のサービスよりも突出して高い値となっています。なお、2位は「Bing AI」、3位は「Bard」でした。
生成AIサービス別の認知度と利用構成を聞いた結果が図5です。
「ChatGPT」の認知・利用の構成を確認したところ、「現在主に利用している」は27%でした。2022年11月公開から半年あまりで3割近くまで増えていることが分かります。
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