「TOEIC・TOEFL・英検」がもっとも多く36.2%でした。2位は「IT・プログラミング」(27.3%)、3位は「簿記・会計・税務」(26.9%)でした。
学年別に興味ある資格・スキルを聞いた結果が図2です。
「TOEIC・TOEFL・英検」は1年生の割合が35.0%でもっとも多く、他の資格・スキルも1年生の興味が高いことが窺えます。「IT・プログラミング」の場合、1年生の割合は26.1%、2年生の割合は13.5%、3年生の割合は13.2%、4年生の割合は14.9%でした。
文系と理系で興味ある資格・スキルの違いがあるのか。文系・理系別の結果が図3です。
「TOEIC・TOEFL・英検」の場合、文系理系とも6割以上の学生がもっとも強い興味を示しています。「IT・プログラミング」の場合、理系が33.3%だったのに対し文系は27.1%にとどまります。
文系学生の2位が「IT・プログラミング」で、「英会話・外国語会話」より上位に入りました。学生のプログラミングスキルへの関心の高まりを窺い知ることができます。
なお、日本経済団体連合会が2022年1月18日に発表した調査結果「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」によると、企業が重視する学修経験は、「大学での学修履歴」が83.8%でもっとも高く、「課外活動」が79.3%で続きます。「取得した資格」は7.2%にとどまります。
調査を実施したペンマークは、就職活動を視野に入れた学生生活には、格やスキルの習得以上に、大学の課題やテストの成績、課外活動などに注力する必要があると分析します。