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小学生のお年玉の平均総額は2万47円、2021年から減少傾向に/学研ホールディングス調べ

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学研ホールディングスは2022年12月27日、子どもの生活や学習に関する調査結果を発表しました。全国の幼稚園児・保育園児4~6歳とその保護者1200組、小学1~6年生とその保護者1200組を対象に聞いています。同社の調査・研究機関である学研教育総合研究所が調査を実施しました。

 小学生のお年玉の平均総額の推移が図1です。
図1:お年玉の推移(小学生)

図1:お年玉の推移(小学生)

 2022年の平均総額は2万47円でした。お年玉をもらった割合は89.7%を占めます。  2016年から小学生のお年玉の平均総額の推移を見ると、2020年までは毎年増額、2021年に減少に転じ、2022年も減少傾向継続でした。学研教育総合研究所によると、コロナ禍での年末年始の外出控えとともに、保護者・親族の経済事情の変化によるものと考えられます。  なお、お年玉の使い道は、1位貯金(81.0%)、2位おもちゃ(24.6%)となっています。  小学生の将来就きたい職業を聞いた結果が図2です。
図2:将来つきたい職業トップ3(小学生)

図2:将来つきたい職業トップ3(小学生)

 2022年の1位は、男子が「YouTuber」、女子が「パティシエ」でした。  親世代が子どもの頃だった1995年の場合、1位は男子が「プロサッカー選手」、女子が「保育士・幼稚園教諭」でした。  好きな教科と役に立つと思う教科を聞いた結果が図3です。
図3:好きな教科・役に立つと思う教科

図3:好きな教科・役に立つと思う教科

 一番好きな教科は、10年連続で「算数」です。2位以下は「体育(保健体育)」、「図画工作」、「国語」、「好きな教科はない」の順で続きます。  将来役に立つと思う教科は、「算数」「国語」「外国語」でした。順位と傾向とも、2017年、2018年、2021年の調査結果と大きな変化は見られません。上位3教科で全体の70.2%を占めます。  一方、「役に立つ教科はない」と答えた割合は、2021年の6.0%%から2022年は8.3%と2.3ポイント増えています。すべての学年で上昇し、特に6年生は5.5%から10%と4.5ポイントも上昇しています。  学校でのタブレット・PCの使用状況を聞いた結果が図4です。
図4:学校でのタブレット・PC使用状況(小学生)

図4:学校でのタブレット・PC使用状況(小学生)

 「支給されていて使っている」と答えた割合は77%で、全体の約4割が端末を持ち帰りしていると回答しています。一方、「支給されていない」という回答は12%と必ずしも低くありません。  幼稚園児と保育園児、その保護者を対象に、外で遊ぶ頻度を聞いた結果が図5です。
図5:外で遊ぶ頻度(1週間の平均回数)

図5:外で遊ぶ頻度(1週間の平均回数)

 2017年の調査と比較すると、幼稚園児が1週間に外で遊ぶ日数は2.8日から2.4日に減少しています。保育園児も2.5日から2.3日に減少しました。幼稚園児の場合、「外で遊ばない」と答えた割合は5.5%から11.2%へ大きく伸びています。  なお、スマートフォンやタブレットの使用の賛否を聞いたところ、「将来的に必要だと思うが、今から使わせたくはない」と答えた割合がもっとも多く、57.2%を占めます。2位は「賛成」で35.4%、3位は「反対」で7.2%という結果でした。  小学生と幼児の習い事を聞いた結果が図6です。
図6:習い事トップ3

図6:習い事トップ3

 幼児、小学生とも習い事1位は「水泳」でした。「水泳」が1位なのは幼児では2017年から、小学生はでは2013年から不動の1位となっています。  調査では月の読書量も聞いています。小学生の月の読書量は2.8冊でした。2014年の調査以降で最低冊数となります。10冊以上読む割合は10.8%で、この値も過去最低です。  幼児の月の平均読書量は3.9冊で、1冊も読まない割合は23.8%でした。
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