大阪府太子町と京都府長岡京市は、ふるさと納税の返礼品としてNFTを利用します。寄付金額3万円につき、一点しかないNFTを提供します。NFTの採用を支援するあるやうむが2022年11月11日、発表しました。
大阪府太子町が提供するNFTは「太子町ふるさとCNP2022」。太子町で有名な太子最中、太子みかんソース、小野妹子の墓、竹内街道、二上山をモチーフにしたNFTアートを用意します。メインキャラクターには「ナルカミ」というキャラクターを採用し、パーツや背景、キャラなど、それぞれ異なる組み合わせの合計222種類のNFTを提供します。
なお、返礼品であるNFTの保有者特典として、太子町の二上山付近で取れる有名な岩石「サヌカイト」との交換権も数量限定で付与します。NFTを持って太子町内の道の駅を訪れると、当該サヌカイトをお土産として持ち帰れるようにします。
京都府長岡京市が提供するNFTは「長岡京市ふるさとCNP2022」。長岡京市で有名なキリシマツツジ、たけのこマカロン、メジロ、勝竜寺城公園、花手水、竹林をモチーフにしたNFTアートを用意します。メインキャラクターには「ミタマ」というキャラクターを採用し、パーツや背景、キャラなど、それぞれ異なる組み合わせの合計222種類のNFTを提供します。
なお、返礼品NFT保有者特典として、長岡京市の魅力を堪能できるスポットでの特別な体験を準備中です。
via alyawmu.com
あるやうむによると、大阪府太子町と京都府長岡京市がふるさと納税にNFTを提供するのは西日本では初とのこと。両自治体とも、あるやうむのポータルサイト「ふるさと納税NFT β版」経由でNFTを提供します。ポータルサイトを介して寄付した特典として、返礼品のNFT保持者は、初心者向けのNFTセミナーを受けることもできます。これまでNFTに触れたことがないといった人にも向く返礼品です。
NFTを使ったふるさと納税を支援するあるやうむは、暗号資産ではなく日本円での寄付により、NFTをより身近に体験する機会を創出するとともに、太子町と長岡京市の魅力を満喫できる仕掛けを検討していく考えです。
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