仕事でやる気をなくしたことがあるかを聞いた結果が図1です。
結果は「やる気を無くしたことがある」が96.2%を占めています。
なお、米国のギャラップ社が過去に実施した「エンゲージメント・サーベイ」の結果では、日本は139カ国中132位と最下位レベルの結果が出ています。さらに「やる気のない社員」は70%に達していることが発表されています。
もっともやる気をなくしたのはどんなときかも聞いています(図2)。
もっとも多かったのは「結果に対して正当な評価が得られない」で51%を占めます。2位には「何を期待されているかわからなくなった」(46%)、3位は「仕事を進めるための支援がえられなかった」(44%)でした。
このようなやる気をなくしたときにエンゲージメントは下がっているのかを聞いた結果が図3です。
「エンゲージメントは下がった」と答えた割合は85.4%でした。企業が社員のエンゲージメントを高めるには、社員のやる気をなくすシチュエーションを取り除くことが必要であるとも読み取れます。
どんな制度や体制を構築すればエンゲージメントを高められるのかを聞いた結果が図4です。
「職場における社員同士の強い関係性」が38%でもっとも多く、「人事評価制度(考課制度)」(24%)、「企業の明確なビジョンや目標」(21%)が続きます。