コロナ禍をきっかけに、社会環境の変化に対応した「持続可能な企業活動」に対する意識が高まっています。そして、企業の付加価値を向上させるための「事業戦略」や「既存事業の見直し」、「新規事業の検討」が議論されています。
そうした中、推進のためのプロジェクトチームやタスク・フォースといった専門組織が社内で発足するケースが多くありますが、以下のような課題を抱えているといいます。
・プロジェクト運営に関するスキル・ノウハウ不足による管理業務の逼迫
・組織目標や達成目的が多様化し、スピーディーな意思決定ができない
・結果として目指すべきプロジェクトのゴールにたどり着けない
プロジェクトチームが持つこれらの課題に対し、パーソルP&Tは今回、以下の機能を備えプロジェクトの運営支援を行う「PMOサービス」を発表しました。
・課題の可視化や意思決定に必要な情報整理
・関係者との柔軟な情報伝達・認識合わせ
従来のPMOサービスの主な対象はIT部門でした。同サービスではそれにとどまらず、事業企画、マーケティング、バックオフィスなど社内の各部門で発生するプロジェクトにおいて、現場で取り組むべき課題解決の支援を通じたプロジェクト完遂を目指します。
同サービスの特徴として、以下が挙げられています。
1)プロジェクトを推進するための独自メソッド
これまで同社が行ってきた運営支援で培った独自のメソッドを活用します。また、このメソッドおよび各種プロジェクトに携わってきた経験を持つ人材がサポートします。それによってプロジェクトを推進します。
2)パーソルグループ連携による多様なソリューションを提供
同PMOサービスと組み合わせたパーソルグループ各社との連携による各種ソリューションが提供可能です。各企業の課題に応じて、外部アドバイザーによる専門ノウハウや実行フェーズによるリソースなどが提供されます。
パーソルP&Tでは2018年から、同事業において個別の相談からの支援を行ってきました。発表によれば、2022年2月時点で100プロジェクト以上、リピート率97%の実績があり、130名の社員が在籍しているとのことです。今回、さらに事業を拡大するためにサービス化を行いました。
ICT領域で培った現場目線を強みとして、実行支援を重視した伴走型のPMOサービスを提供します。そして新規サービス開発や、業務可視化・BPR領域などにおいて円滑なプロジェクト推進を支援します。それにより、持続可能な企業活動の実現に貢献することを目指します。