同社は今回、長崎県の「諫早店」に75台の「次世代型ショッピングカート」を導入します。これを機に最先端のスマートストアとしてリニューアルオープンします。同じく長崎県の「大村店」「時津店」にもカートを導入します。
導入する「次世代型ショッピングカート」は、従来のセルフレジ機能に加え、スキャン漏れ防止機能を搭載するのが特徴です。店舗利用者がスキャンし忘れた商品をカートのかごに入れるのを自動検知し、カート上のタブレットにアラートを表示します。利用者は正しく商品をスキャンし直すことで買い物を続けられます。
カートを使うには、専用のプリペイドカードを登録し、付属するスキャナーで利用者自らが商品バーコードを読み取ります。これにより、通常のレジでの商品登録や会計を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレスで会計を済ませられます。
なお、カートにはレコメンド機能も搭載。利用者の属性や購買履歴などのデータを活用し、一人ひとりに最適な商品をAIが選択してタブレットにオススメ商品を表示します。
今回の「次世代型ショッピングカート」導入は同社にとって諫早店が20店舗目となります。なお同社によると、スマートショッピングカートは現在、月間約120万人が利用し、新旧型含め、国内で約8100台が稼働しているといいます。
同社は今後も店舗のスマートストア化を進め、小売市場の変革を促していく考えです。AI化を進めることで利用者や従業員の便益を図るだけでなく、非対面会計などの「新しい生活様式」による新たな購買体験も提供していきます。