Build Eastは、事務所や店舗機能を備えるトレーラーハウス「Work Boxトレーラー」を提供します。タイヤのついたフレームを活用した施設で、オフィスとしての利用を想定するほか、短期間での店舗開業、増設といった用途にも向きます。
トレーラーハウスを活用することで、通常なら建設物の許可が難しく、店舗出店のハードルが高い「市街化調整区域」に出店することもできます。同社によると、市街地の土地代に比べて90%ほど安く入手できると言います。さらに、トレーラーハウスに固定資産税がかからないのもメリットです。店舗開業のコストを大幅に削減でき、ランニングコストも低減できるのが利点です。
事業の移転も容易で、中古車と同じように売却しやすい特性もあります。短期間の出店計画やフランチャイズ展開にも向きます。
トレーラーの内装は、同社の店舗デザインを手がけるデザイナー・設計士が利用者の要望に沿って制作します。タイプ別のバリエーションを揃え、予算や希望に合ったスタイルを提案します。
同社は「Work Boxトレーラー」を使った起業体験サービスを提供します。これは、トレーラーハウスを実際に使って事業を展開する“お試し”サービス。チャレンジオーナー制度と称し、3カ月間限定でトレーラーハウスを貸し出します。利用者は家賃無料で、光熱費だけ実費を支払うことになります。同社はサービスを提供することで、起業や移住を支援していく考えです。
2023年2月14日には「Work Boxトレーラー」の展示会も実施します。場所は静岡県沼津市にある同社本社前。創業111年「ヤマカ水産」の干物を使った飲食店をテスト運営します。
「Work Boxトレーラー」の大きさは、飲食店向けのロング型が長さ11m×幅3.4m×高さ4.1m以下、事務所向けのハーフ型が長さ7.5m×幅3.4m×高さ4.1m以下です。販売価格はロング型が1270万円から、ハーフ型が770万円からです(ともに税別)。