学情は2022年3月28日、「インターンシップ」に関する調査結果を発表しました。企業の採用担当者(1617社)を対象に、インターンシップと採用との連携や実施期間などについて聞いています。
インターンシップと採用を連携させているかを聞いた結果が図1です。
「通常選考で優遇まではしないが、インターンシップ参加者限定の情報提供やセミナー等を実施している」が33.5%でもっとも多くなっています。選考を優遇せずとも限定の情報を提供するケースが多いことが分かります。一方、「インターンシップ参加者は通常選考で優遇する」(31.9%)と「インターンシップ内で選考・内定出しを行っている」(8.8%)と合わせると、約4割の企業が「優遇している」と回答しています。
インターンシップをいつごろ実施するのか。期間を聞いた結果が図2です。
2024年卒の学生を対象にした場合、「3年生の7~9月」が44.3%でもっとも多く、「3年生の12~1月」(40.4%)が続きます。夏休みや冬休みなど、長期休暇に合わせて実施する予定の企業が多いことが分かります。
では、大学1、2年生などの低学年を対象としたインターンシップの実施状況はどうか。その結果が図3です。
「3年生対象のインターンシップに1・2年生も受け入れている」と回答した企業が44.1%に上ります。4割以上の企業が、大学1・2年生にもインターンシップの機会を提供していることが分かります。一方、「1・2年生限定のインターンシップを実施している」と回答した企業は2.1%に留まりました。