また、「BizRobo!というデジタル社員が入社する」ということで、社内で総選挙を実施してロボットのキャラクターデザインを公募するなど、全社でのRPA運用に向けた広報活動も行っているとのことです。
今回、Jマテ.カッパープロダクツでは、BizRobo!のほか、紙のデータ化サービス「デジパス」の導入も発表しました。
同社の「働き方改革の取り組み」では、BizRobo!以外にも、「Web会議」や「チャット」などの各種ITツールを導入しています。そうして、場所を選ばず仕事ができる環境構築を進めてきました。
その中で、紙媒体を使用する業務からの脱却を目指し、「紙の電子化によるペーパーレス化」も進めてきました。しかし、受注の形態は、取引先の都合もあり、すべてを電子化することが難しい状況にありました。
そこでEDI(Electronic Data Interchange)などに加えて、「紙書類やFAXをAI-OCRでデータ化する仕組み」を導入することになりました。その際に採用されたのが、RPAテクノロジーズが提供する「デジパス」でした。
デジパスは、書類のデータ化を一括で提供するもので、AI-OCRとBPO(Business Process Outsourcing:業務プロセスの外部委託)の連携で社内工数を大幅に削減可能とするサービスです。
Jマテ.カッパープロダクツでは、2022年春からデジパスを導入しました。一方で、以下のような不測の事態もありました。
・製品の主要原材料である銅相場の急上昇により在庫圧縮が急務であったこと
・新型コロナの影響を受け小学校休業などによるスタッフの突発的な欠員が相次ぎ、作業現場の負担が増大
デジパスは、対象書類のスキャン以外はBPOセンターで対応する仕組みです。そのため、そうした状況下において、紙処理業務にかかっていた社内工数を削減し、現場の負荷を最小限に留めることに成功したとのことです。
Jマテ.カッパープロダクツでは、JPS(Jマテ生産方式)と名付けたプロジェクトにより、業務の標準化をさらに進めています。今後、同社はJPSを中核として、以下の取り組みを進めていきます。
・Jマテ.グループにおけるDXの旗振り役となるべく、BizRobo!・デジパスや各種ITツールを用いたDXを推進
・創出した余力を「人でなければできない付加価値を持った仕事」にあてて活人化
・こうした取り組みにより、将来的にはステークホルダーにとっての利益の源泉となることを目指す
RPAテクノロジーズは、2022年4月に上越サテライトオフィスを開設しました。それにより、より身近にJマテ.カッパープロダクツのサポートを行えるようになったとのことです。引き続き同社の支援を行い、デジタル活用を通じて上越地域全体の活性化に寄与していきます。
関連リンク
RPAテクノロジーズ
「BizRobo!」製品ページ
「デジパス」サービスページ
Jマテ.ホールディングス
Jマテ.カッパープロダクツ
あわせて読みたい編集部オススメ記事