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2021.07.01

事業を新たな形態へと昇華させるローカル5Gの利用動向

スマートフォン向けの新たな通信規格として注目を集める「5G」。高速、低遅延、多数同時接続などの利点を持つこの通信規格を、ビジネスで活用する動きが目立ちつつあります。中でも注目すべきが、特定エリア内に独自の5Gネットワーク網を構築する「ローカル5G」です。ここではローカル5Gの特徴を整理しつつ、具体的な実証実験例、ローカル5Gをサービスして提供する主要ベンダーの動向をまとめます。

Wi-Fiの不得手補う5Gに関心集まる

 NTTドコモが2020年3月25日に提供したのを皮切りに、各携帯電話キャリアがサービスをスタートさせた「5G」(第5世代移動通信システム)。調査会社であるMM総研が2021年5月18日に発表した調査結果によると、スマートフォン出荷台数全体に占める5G対応端末の比率は33.6%で、新規スマートフォンの3台に1台が5G対応という状況です。ただし、5Gに対応した基地局の設置は遅れていると言わざるを得ません。対応エリアは大都市圏が中心で、NTTドコモは人口カバー率で80%を超えるのは2024年3月末と発表しています。

 一般ユーザーへの5G普及は道半ばかもしれません。しかし、ビジネス用途では5Gをいち早く活用しようとする動きが見られます。これまで一般的に使われてきたWi-Fiでは「エリアが狭い」「屋外での利用に向かない」などの問題があり、大規模な工場や施設での利用には必ずしも向きませんでした。こうした課題を5Gを使って解消しようとしています。

自社占有のネットワーク網を構築できるローカル5G

 通信事業者ではない企業や自治体が、自己が所有している限定されたエリアや建物・敷地内に専用の5Gネットワークを構築する方法のことをローカル5Gといいます。独自に5Gの通信システムを構築するローカル5Gでは、限られた範囲内で5Gネットワークを使用できるようになります。
図1:広範な工場、生産施設、商業施設などのエリアで、独...

図1:広範な工場、生産施設、商業施設などのエリアで、独自の5Gネットワーク網が使えるようになるローカロ5G。デバイスごとに5G回線を契約する手間・コストもかからない

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