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常石造船がデータサイエンティストを育成、AIやPythonを学習

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常石造船は、社員のデータサイエンティスト化によってデータドリブン経営を加速させるべく、「データサイエンティスト育成プログラム」を導入しました。プログラム提供元のJDSCが2022年6月15日に発表しました。

 2017年に創業100周年を迎えた常石造船は、常石グループの中核会社として、船舶の建造や修繕事業を展開しています。  同社は、社内に点在しているデータを連携し、経営陣にタイムリーな情報提供をできるようにしようとしました。経営判断のすばやい実践と、顧客に提供する付加価値の増大を目指すためのものです。  そのためには社員自身が、「多変量解析を用いた時系列予測」を行う能力を身につける必要があると考えていました。「多変量解析」とは、複数のデータを用いたAI予測です。  同社では社員が単にツールを入手するのではなく、「中身を理解したうえで、試行錯誤を重ねること」が必要だと考えていました。そこで、JDSCによる、「常石造船のデータ分析チームを育成強化するコーチングプログラム」の採用を決定しました。  JDSCは、アルゴリズム技術などを活用した付加価値のあるAIソリューションを提供しており、AIを用いた産業課題解決と企業価値創出に強みを持った企業です。  同育成プログラムは、以下の2部制で構成されていました。 ・前半:座学でAI分析(多変量解析)やPythonの基礎を学習
・後半:2チームに分かれて各自、実践的な課題に取り組み
図1:「データサイエンティスト育成プログラム」取り組みの内容

図1:「データサイエンティスト育成プログラム」取り組みの内容

 プログラム前半では、以下のような成果がありました。 ・DeepLearning(ディープラーニング)の勘所、チューニング方法を理解
・LSTM(Long Short Term Memory)による多変量の時系列解析手法を獲得  また後半では、机上の演習ではなく、業務に適用する視点でデータを扱い、解を導き出す訓練を行いました。  後半の課題は、社員が会社として重要であると考えるテーマを選びました。使用するデータは実務で使うリアルデータであり、そこで作られたモデルは、研修終了後も使えるものになったとのことです。  今回の受講者には初学者も含まれていましたが、以下のような取り組みの成果が報告されました。 ・2.5カ月の育成プログラムを通じ、データサイエンティストとして、各自の業務テーマにデータを活用して問題解決を行う技術力と自走力が習得できました。
・上記能力開発だけでなく、実業務に適用可能なアセットとして、自社独自の時系列予測エンジンのプロトタイプを獲得し、成果物をブラッシュアップして業務適用していくことができるようになりました。  今回の「データサイエンティスト育成プログラム」参加により、常石造船の10名の社員がデータサイエンティストとしてのスキルを獲得しました。  社員のデータサイエンティスト化により、さまざまな経済指標から、目的とする値が妥当であるか判断できる能力を獲得しました。そして、鋼材価格や用船料などへの活用など、データに基づいて経営判断を下す「データドリブン経営」を推進する企業へと進化することに成功したとのことです。  さらに、今後は価格変動が起こりうる事象に対する高精度の予測などを通じて、「データドリブン経営」を加速していきます。  またJDSCは、今回のデータサイエンティスト育成プログラムを、DX人材育成プログラムへ拡張し、他社への提供を拡大していきます。
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