manebiは2022年1月27日、「リスキリング」の実施状況に関する調査結果を発表しました。国内企業500社に聞いた結果です。約5割の国内企業がリスキリングに取り組んでいるなどの実態が明らかになりました。
会社でリスキリングを実施しているかを聞いた結果が図1です。
via manebi.co.jp
結果は、「リスキリングを実施している」が52.6%、半数を超えました。また「今後実行する予定」(13.2%)を含むと7割近くの企業がリスキリングに前向きであることが分かります。
同社によると、最近はリスキリング(学び直し)を後押しする政策を打ち出すほか、ここ数年のDX化促進も追い風となり、社員へのリスキリングに注力する企業が多いと考えています。
では、どんな分野のリスキリングを実施しているのか。その結果が図2です。
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最も多かったのが「データ分析」(40.12%)でした。「情報セキュリティー」(39.82%)や「ITリテラシー」(37.39%)、「デジタルマーケティング」(31.61%)が続きます。DX化における基礎教育に人気が集まる一方、「AI」や「プログラミング」などの学習難易度の高い分野をリスキリングしている企業は少数でした。
リスキリングをどんな手段で実施しているのか。その結果が図3です。
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社員数1000人未満の中小規模企業の場合、比較的始めやすい書籍などを使った手段や自社講師の対面研修が人気です。1000人以上の大手企業の場合、オンライン研修(41.6%)やeラーニング(56.6%)などのオンラインを使った手法が主流でした。
社員数が1000人未満の企業と1000人以上の企業で、リスキリングにかける予算に違いはあるのか。予算を聞いた結果が図4です。
via manebi.co.jp
社員数1000人未満の企業の場合、予算100万円未満が49%と約半数を占めます。社員数1000人以上の企業の場合、予算1000万円以上が約4割を占め、そのうち1億円以上と回答した割合は2割に上りました。
なお、リスキリングに踏み切れない企業は、どんな理由で踏み切らないのか。主な自由回答は次の通りです。
・時間の確保が現状難しい。
・リソースと予算がない。
・社内にそういった思想がない。リスキリングを⾏うなら、個々でやってくださいという考え⽅。
・会社に社員を教育する仕組みがない。 同社によると、人員・予算のリソース不足、社員教育の風土がない、社員教育の仕組みがない、といった回答が多かったといいます。
・時間の確保が現状難しい。
・リソースと予算がない。
・社内にそういった思想がない。リスキリングを⾏うなら、個々でやってくださいという考え⽅。
・会社に社員を教育する仕組みがない。 同社によると、人員・予算のリソース不足、社員教育の風土がない、社員教育の仕組みがない、といった回答が多かったといいます。