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福島エリアの事業者向けに電話応答サービスを無償提供、処理水問題で相次ぐ迷惑電話の対応を自動化

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IVRyは2023年8月30日、電話自動応答サービス「IVRy」の無償提供の受付開始を発表しました。海外から福島エリアへの迷惑電話の急増に伴い、福島エリアで飲食店や宿泊施設などを運営する事業者向けにサービスを無償提供します。

「IVRy」は、電話の応対を自動化するサービス。電話応答の分岐を自由に設定できるほか、AIを使った自動応答も可能です。さらにSMSへの返信、電話転送、アプリ転送、CRMシステムへの登録にも対応。フロントオフィスの業務を支える機能を備えます。

図1:「IVRy」の主な機能(出典:IVRy)

今回、「IVRy」を開発する同社がサービスの無償提供を開始します。無償の対象となるのは、福島エリアで飲食店や宿泊業などを展開する事業者。東京電力福島第一原発の処理水海洋放出を機に海外から迷惑電話が相次ぐ中、「IVRy」を無償提供することで迷惑電話への対応業務負荷を軽減します。

8月24日以降、国番号「86」より始まる番号からの迷惑電話が1日5件以上かかってきている事業者が対象です。なお、すでに「IVRy」を導入する企業の無償申し込みは対象外です。

無償提供する「IVRy」のプランはBasic。無償による利用を申し込めば、本来なら月額3000円(税別)かかるサービスを1カ月間無料で利用できます。さらに初期費用、電話番号維持代(550円/月)、通話代(着信の場合:3.3円/分、転送の場合:14.3円/分、携帯電話転送の場合:30.8円/分)も同社が負担します。

サービスの無償利用を申し込むには、下記URLにてメールアドレス、会社情報、営業時間などの項目を入力するだけ。以後はサービスをすぐに利用開始できるようになります。

電話自動応答サービス「IVRy」の無償利用の申し込み先
https://ivry.jp/users/sign_up

なお、必要事項を入力する際、紹介コードとして「itz824」を入力することも必要です。

申し込み数などの状況により、公募を早期に締め切る場合があります。無料期間終了後、有料版を継続利用するかの意向を確認します。そのため、自動更新によって有料サービスを契約することはありません。

現在、東京電力福島第一原発の処理水海洋放出が8月24日に開始したのに起因し、福島エリアの事業者などに、海外からのいやがらせやいたずら電話が相次いでいます。そこでIVRyは、事業者の業務負荷や心的ストレスを軽減できるよう、電話自動応答サービス「IVRy」の無料提供を決定しました。なお、「IVRy」をすでに導入する事業者からは、「海外から発信されたと思われる番号から複数件の着電があったが、自動応答の途中で切られており、業務には支障をきたしていない。」という声が上がっているといいます。「IVRy」を導入することによる効果をすでに上げています。

同社は、本来取り掛かるべき業務に集中できるよう、電話DXの取り組みを推進していく考えです。本当に問い合わせが必要な人に電話が通じるよう、AIなどを駆使した取り組みを加速させる考えです。

関連リンク
株式会社IVRy
電話自動応答サービス「IVRy」の無償利用の申し込み先
IVRyスタートガイド

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