仕事を通じ、新たなスキルの習得が必要だと感じるかを聞いた結果が図1です。
結果は「必要だと感じる」が56.6%で半数を超えます。「どちらかと言えば必要だと感じる」(29.7%)を合わせると、9割近くの20代がリスキリングの必要性を感じ取っています。
必要だと感じる理由を聞いたところ、自由回答には次の声がありました。
・新たなスキルを習得し、キャリアアップや給与アップにつなげたい
・終身雇用が当たり前ではないので、常に新しいスキルを身に付けて、市場価値を高めたい
・世の中がどんどん変化しているので、自分自身もアップデートしていくことが必要だと思う
・DXが加速し、新たなスキルを身に付けないと業務に対応できないと感じる
仕事を通じて成長しているという実感を得られているかを聞いた結果が図2です。
もっとも多かったのは「どちらかと言えば実感を得られていない」で26.5%でした。次いで「どちらとも言えない」(25.8%)、「どちらかと言えば実感を得られている」(24.4%)でした。
「実感を得られている」(6.5%)と「どちらかと言えば実感を得られている」(24.4%)を合わせた割合は30.9%で、成長している実感を得られている割合は3人に1人にとどまります。
一方、「実感を得られていない」(16.8%)と「どちらかと言えば実感を得られていない」(26.5%)を合わせた割合は43.3%を占めます。成長している実感を得られていない人の方が多い結果となりました。
なお、実感を得られていると回答した人、実感を得られていないと回答した人、それぞれの主な理由は次の通りです(自由回答より一部抜粋)。
実感を得られている理由
・目標を達成できたときに成長を感じる
・新しい仕事を任されたり、昇進・昇格など評価されると、成長しているという実感を得られる
・1on1で業務を振り返り、成長できている点を言語化するようにしている
・上司や先輩からポジティブなフィードバックをもらえると、成長を実感できる
実感を得られていない理由
・システムで代替できることを手作業で時間をかけて実施するなど、非効率な業務は成長の妨げになると感じる
・評価制度が曖昧で、成長実感を得にくい
・仕事において、フィードバックを受ける機会が少なく、成長できているか実感を得られていない