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テレワークのメリットは「通勤のストレス軽減」、デメリットは「プライベートと区別できない」が最多/LASSIC調べ

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LASSICは2022年4月5日、同社運営のWebメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所」が「テレワークのメリットとデメリット 2021年度版」を公開したことを発表しました。テレワークのメリットやデメリットについて聞いた調査結果です。2020年と比べて変化があるのかも調べています。テレワーク/リモートワークを経験したことのある男女1035人を対象に聞きました。

 テレワークのメリットについて聞いた結果(2021年度)が図1です。2020年度の結果が図2です。
図1:テレワークのメリットは何ですか?(2021年度)

図1:テレワークのメリットは何ですか?(2021年度)

図2:テレワークのメリットは何ですか?(2020年度)

図2:テレワークのメリットは何ですか?(2020年度)

 2021年度も2020年度も男女ともに1位だったのが「通勤でのストレスがなくなった」です。6割から7割の男女が答えて、特に男性より女性の割合が高くなっています。もっとも2020年度に比べ、男女とも約5ポイント上昇しています。同社によると、2021年は長引くコロナ禍によって感染不安を抱える人が増えたことから、テレワークで通勤がなくなることへのメリットを感じる割合が増えたと考えられます。  上位には「プライベート時間が充実した」、「人間関係のストレスがなくなった」が続きます。これらは2020年度と同様の結果となりました。時間の有効活用や精神的なストレス軽減はテレワーク最大のメリットと言えそうです。特に「プライベート時間が充実した」と回答した女性は、前回から約7ポイント増えています。  一方、「十分な収入が貰えている」、「副業がしやすくなった」と感じる人は、は2020年度の結果と変わらず1割前後です。働き方が多様化したことで副業関連のニュースが関心を集めていますが、実際はいまだ少数派のようです。  ではデメリットはどうでしょうか。2021年度の結果が図3、2020年度の結果が図4です。
図3:テレワークのデメリットは何ですか?(2021年度)

図3:テレワークのデメリットは何ですか?(2021年度)

図4:テレワークのデメリットは何ですか?(2020年度)

図4:テレワークのデメリットは何ですか?(2020年度)

 2021年度の結果を見ると、2020年度の結果に引き続き「仕事とプライベートの区別ができない」という意見がもっとも多くなりました。2020年度の結果と比較し、特に女性の割合が増えています。経験値を積めばオンオフの切り替えがスムーズに、とは必ずしもいかないようです。  次いで多かったのが「上司、同僚とのコミュニケーションが取りづらい、減った」です。男性は2020年度の結果から10ポイント近く増えています。テレワークの普及が進む一方で、コミュニケーション問題の解決は引き続き課題であることがうかがえます。  3番目に多かった回答は男女で異なり、男性が「社内の情報、ノウハウ共有の共有が難しい、少なくなった」、女性が「光熱費など自己負担額が増えてしまった」でした。

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