レバレジーズは2022年3月14日、運営する新卒キャリア支援サービス「career ticket」が実施した「入社後状況に関する調査」の結果を発表しました。同調査は、career ticketが入社1年目の社員300名を対象に実施したものです。それによれば、新入社員の4割が、入社した企業に対して「イメージと異なる」と感じ、6割が入社後、「仕事内容」にギャップを感じていました。また、入社前にもっと知りたかったことの第1位も「実際の仕事内容に関する情報」でした。
レバレジーズグループは、インターネットメディア人材・システムエンジニアリング・不動産など国や業界をまたいだ事業経営を行っています。また、レバレジーズが運営する「career ticket」(キャリアチケット)は、2017年より開始した新卒向け就職支援サービスです。
今回career ticketは、入社1年目の社員300名を対象に「入社後状況に関する調査」を実施しました。調査の概要は以下の通りです。
「キャリアチケット調査」<調査概要>
・調査対象:4年制大学卒業かつ2021年卒入社の社員(現社会人1年目)
・調査時期:2022年2月1日~2月4日
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:楽天インサイト株式会社
・回答者数:300人 調査のサマリーとして、以下3項目が挙げられています。 1. 新入社員の4割が新卒で入社した企業に対して「イメージと異なる」
2. 新入社員の6割が入社後、「仕事内容」にギャップを感じている
3. 入社前にもっと知りたかったこと第1位は「実際の仕事内容」に関する情報 各調査の詳細を以下に説明します。 1.新入社員の4割が新卒で入社した企業に対して「イメージと異なる」
まず2021年卒の新入社員300人に「新卒で入社した企業に対して、入社前の期待に比べ入社後はどのように感じるか」を聞きました。 ・「期待をやや下回る」:31.3%
・「期待を大きく下回る」:9.3% 「期待を下回る」と回答した人は、上記を合わせて約4割となりました。3人に1人が「入社前後の印象」にマイナスなギャップを感じていることが分かります。
・調査対象:4年制大学卒業かつ2021年卒入社の社員(現社会人1年目)
・調査時期:2022年2月1日~2月4日
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:楽天インサイト株式会社
・回答者数:300人 調査のサマリーとして、以下3項目が挙げられています。 1. 新入社員の4割が新卒で入社した企業に対して「イメージと異なる」
2. 新入社員の6割が入社後、「仕事内容」にギャップを感じている
3. 入社前にもっと知りたかったこと第1位は「実際の仕事内容」に関する情報 各調査の詳細を以下に説明します。 1.新入社員の4割が新卒で入社した企業に対して「イメージと異なる」
まず2021年卒の新入社員300人に「新卒で入社した企業に対して、入社前の期待に比べ入社後はどのように感じるか」を聞きました。 ・「期待をやや下回る」:31.3%
・「期待を大きく下回る」:9.3% 「期待を下回る」と回答した人は、上記を合わせて約4割となりました。3人に1人が「入社前後の印象」にマイナスなギャップを感じていることが分かります。
via leverages.jp
「期待を下回ったポイント」としては、以下が上位に挙がっています。
・「希望の配属先、仕事内容ではなかった」:14.8%
・「ワークライフバランスを実現できなかった」:13.9%
・「ワークライフバランスを実現できなかった」:13.9%
via leverages.jp
一方、期待を上回るポイントでは、以下が1位となりました。
・「社内の人とコミュニケーションを取りやすかった」:22.4%
コロナ禍でリモートワークの導入が進む中、企業は新入社員とオンラインも含め十分にコミュニケーションをとりやすい環境をつくれていたと推察されています。
via leverages.jp
また、期待を下回った項目と上回った項目の上位に変化が見られないことから、学生は以下の項目を重要視していると分析しています。
・「働き方」
・「一緒に働く人」
・「仕事内容」 企業は説明会や採用面接の段階から配属先や仕事内容、条件面について説明しているはずですが、学生が重要視しているだけに、ギャップが生じやすいと考えられます。 2. 新入社員の6割が「仕事内容」に入社後ギャップを感じている
入社前後のギャップを、以下の各項目についてたずねました。 ・「仕事内容」
・「社風や職場の人間関係」
・「給与や手当」 入社前のイメージとギャップの差が一番大きかったものは「仕事内容」となりました。「ギャップがあった」と回答した人は6割を占めています。内訳は以下の通りです。 ・「どちらかといえばあった」:46.3%
・「非常にあった」:14.7%
・「一緒に働く人」
・「仕事内容」 企業は説明会や採用面接の段階から配属先や仕事内容、条件面について説明しているはずですが、学生が重要視しているだけに、ギャップが生じやすいと考えられます。 2. 新入社員の6割が「仕事内容」に入社後ギャップを感じている
入社前後のギャップを、以下の各項目についてたずねました。 ・「仕事内容」
・「社風や職場の人間関係」
・「給与や手当」 入社前のイメージとギャップの差が一番大きかったものは「仕事内容」となりました。「ギャップがあった」と回答した人は6割を占めています。内訳は以下の通りです。 ・「どちらかといえばあった」:46.3%
・「非常にあった」:14.7%
via leverages.jp
他の項目については以下のような結果です。他の項目と比較しても、「仕事内容」にギャップを感じる割合は上回っています。
●入社前後で「社風や職場の人間関係」に対するギャップはあったか(※回答数:300人)/「キャリアチケット調査」
・「どちらかといえばない」:38.0%
・「どちらかといえばあった」:33.0%
・「非常にあった」:18.7%
・「全くない」:10.3% ●入社前後で「給与や手当」に対するギャップはあったか(※回答数:300人)/「キャリアチケット調査」
・「どちらかといえばない」:37.7%
・「どちらかといえばあった」:35.8%
・「非常にあった」:16.0%
・「全くない」:10.7% 3. 入社前にもっと知りたかったことの第1位は「実際の仕事内容」に関する情報
次に、「期待を下回った理由」について聞きました。期待を下回ってしまった要因として、以下が上位に挙げられました。 ・「入社時に妥協せざるを得なかったため」:28.7%
・「入社前の情報収集が不足していたため」:23.0%
・「どちらかといえばない」:38.0%
・「どちらかといえばあった」:33.0%
・「非常にあった」:18.7%
・「全くない」:10.3% ●入社前後で「給与や手当」に対するギャップはあったか(※回答数:300人)/「キャリアチケット調査」
・「どちらかといえばない」:37.7%
・「どちらかといえばあった」:35.8%
・「非常にあった」:16.0%
・「全くない」:10.7% 3. 入社前にもっと知りたかったことの第1位は「実際の仕事内容」に関する情報
次に、「期待を下回った理由」について聞きました。期待を下回ってしまった要因として、以下が上位に挙げられました。 ・「入社時に妥協せざるを得なかったため」:28.7%
・「入社前の情報収集が不足していたため」:23.0%
via leverages.jp
さらに、入社前にもっと知りたかったこと(複数回答)では、以下が1位となりました。
・「実際の仕事内容」:33.7%
via leverages.jp
「仕事内容」に関する項目は、期待を下回ったポイントや入社前後のギャップでも上位に入っています。「入社前に入念に情報収集をしておけばよかった」と感じている新入社員が多いと推察されました。
今回の調査で、新入社員は特に「仕事内容」や「実際の働き方」に関してギャップを感じていることが分かりました。
ギャップが大きいほど、早期離職の可能性は高まります。レバレジーズでは、企業側はこうしたギャップを新入社員に感じさせないよう、以下のような対応が必要だとしています。
・選考時から仕事の表面的な部分やポジティブな部分だけを伝えるのではなく、仕事のネガティブな要素も含め、より解像度の高い具体的な情報を提供する
また、就業経験のない新卒社員は、中途入社する社員よりも仕事や職場へのギャップがどうしても発生してしまいます。以下のような施策が早期離職を防ぐポイントになると、同社は提案しています。
・入社後に期待感を醸成するような施策
・モチベーションを高めるようなフォロー施策
・モチベーションを高めるようなフォロー施策