エクサウィザーズは2022年2月10日、DX推進に必要な人材が社内にどの程度存在しているのか調べた結果を発表しました。その結果、DX推進組織以外の人材でも、2割弱がDXを推進する潜在的な能力を持っていることが分かりました。
同社が今回実施した調査は、同社のDX人材を評価・可視化するサービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」の4700人分の受検データを分析したもの。DX推進組織とそれ以外の部署の人材で、DX関連のスキルや素養などの特徴を分析・比較しました。
その結果、DXを推進する潜在的な能力を持っている人の割合は、DX推進組織に所属する場合で30%、所属していない場合で18%でした。DX推進組織に所属してなくても、約2割の人材がDXを推進するポテンシャルを持っていることが分かりました。具体的には、「企画」や「営業」部門に、ソフトウエア開発や社内情報システムなどの技術系部門よりDXを推進するポテンシャルを持った人材がいました。
なお同社は、こうした素養の高い人材を見出し、育成や配置することがDX人材不足を解消する有効な手段になると訴求します。さらに、3カ月から6カ月程度のeラーニングによる育成でスキルを向上させて、戦力化できる可能性があると言います。