ZEROは2022年12月1日、冷蔵設備を備えたロッカーを時間貸駐輪場に設置したことを発表しました。賞味・消費期限が近い食品を無人販売し、食品ロスの削減に取り組みます。東京都武蔵野市の駐輪場「西武スマイルパーク 武蔵境駅第3駐輪場」で同日より稼働を開始します。
ZEROが発表した冷蔵ロッカーの名称は「fuubo」。食品ロスを削減するための専用ロッカーで、IoTを使って遠隔から稼働状況などを把握する無人自動販売機です。
最大の特徴は、流通が難しくなった商品を取り扱う点。賞味期限や消費期限が近い食品を販売するほか、一定期間だけ流通する季節限定品、外箱が破損した商品などを扱います。廃棄せざるを得ない食品を扱うことで、食品ロス削減やCO2削減に貢献します。
fuuboを利用するには、事前の会員登録が必要です。会員は専用のWebサイトからロッカーの設置場所を選択し、商品を購入します。購入後、メールに商品受け取り用のURLが届き、発行されたQRコードを使ってロッカーから商品を受け取ります。ロッカーは24時間稼働し、好きなときに商品を受け取れます。
今回新たに、「fuubo」を東京都武蔵野市にある「西武スマイルパーク 武蔵境駅第3駐輪場」に設置します。
【設置場所】西武スマイルパーク 武蔵境駅第3駐輪場
(東京都武蔵野市境南町3丁目882-5)
(駐輪台数:1215台 原付:68台)
(東京都武蔵野市境南町3丁目882-5)
(駐輪台数:1215台 原付:68台)
なお同社によると、今回のfuubo設置は全国で50台目となります。
同社では、駐輪場や近隣の武蔵境駅を利用する人が、食品ロスを始めとするSDGsという社会課題を身近に感じられるのではと期待します。さらに、設置した地の利と24時間稼働を活かして近隣店舗の商品をfuuboで販売することも視野に入れます。fuuboを使った地域密着型の事業展開を模索します。
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