職場風土づくりは2022年12月26日、社員のエンゲージメントに関する調査結果を発表しました。エンゲージメントを下げる要因とやる気を無くす瞬間を特定するのを目的とした調査で、就業経験ある190人を対象に、どんなときにやる気をなくしたのかなどを聞いています。
結果は「やる気を無くしたことがある」が96.2%を占めています。
なお、米国のギャラップ社が過去に実施した「エンゲージメント・サーベイ」の結果では、日本は139カ国中132位と最下位レベルの結果が出ています。さらに「やる気のない社員」は70%に達していることが発表されています。
もっともやる気をなくしたのはどんなときかも聞いています(図2)。
もっとも多かったのは「結果に対して正当な評価が得られない」で51%を占めます。2位には「何を期待されているかわからなくなった」(46%)、3位は「仕事を進めるための支援がえられなかった」(44%)でした。
このようなやる気をなくしたときにエンゲージメントは下がっているのかを聞いた結果が図3です。
「エンゲージメントは下がった」と答えた割合は85.4%でした。企業が社員のエンゲージメントを高めるには、社員のやる気をなくすシチュエーションを取り除くことが必要であるとも読み取れます。
どんな制度や体制を構築すればエンゲージメントを高められるのかを聞いた結果が図4です。
「職場における社員同士の強い関係性」が38%でもっとも多く、「人事評価制度(考課制度)」(24%)、「企業の明確なビジョンや目標」(21%)が続きます。
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