調査・リサーチ

    2022.07.12

    情シスからの提案を理解できていると思う経営者は7割、方や情シスは5割/メタップス調べ

    メタップスは2022年6月27日、経営者と情報システム部門の意識に関する調査結果を発表しました。情報システム部門がある中小企業の経営者・役員303人、情報システム担当者316人を対象に聞きました。

     情報システム部門に対し、どの程度のレベルの「自社IT」を期待しているかを聞いた結果が図1です。
    図1:あなたは情シスに対して、どの程度のレベルの「自社...

    図1:あなたは情シスに対して、どの程度のレベルの「自社IT」を期待していますか/されていると思いますか。もっともあてはまるものをお答えください。

     回答者が経営者・役員の場合、「IT以外(総務や庶務など)も含む幅広い業務」が最も多く37.7%を占めます。これに対し、回答者が情報システム部門担当者の場合、もっとも多かったのは「日々のルーティンワークをそつなくこなす」(24.4%)で、「IT以外(総務や庶務など)も含む幅広い業務」と答えた割合は16.7%にとどまります。経営者は情シスに対し、幅広い業務に関わることを望んでいるものの、情シス担当者は目先の決まった業務以外には必ずしも関わりたくないと考えている傾向が見られます。

     なお、自由回答の中には、次の回答もありました。
    ●経営者
    ・経営に役立つデータのタイムリーな提供。
    ・部署に関係なく、生産性向上を目的としたシステム開発。
    ・幅広い知識と経験。
    ・経営指標のまとめや、課題の洗い出しを期待。
    ・システムの安定とセキュリティ強化。
    ・業務改革、働き方改革に繋がるITシステムの構築に期待。
    ・各部署の業務を理解した上で最適なソリューションの提案ができる、部署のIT上の悩みについて自分ごととして調べて回答ができること。
    ・社員のリテラシーの向上。

    ●情シス
    ・テレワーク対応や社内基盤の強化。
    ・若手の育成。
    ・業務フロー及びプロセスの効率化。
    ・社内システムの保守開発。
    ・役割にとらわれず全体把握出来ること。
    ・現在受け持っている業務の遂行と、チームのとりまとめ。
    ・客先の期待に応えること。
    ・経験を積み幅広く技術を身につけてステップアップをすること。

     次に、経営者は情報システム部門からの「自社IT」に関する提案を十分理解できていると思うか。その結果が図2です。
    図2:あなたは経営者が、自社の情シスからの「自社IT」...

    図2:あなたは経営者が、自社の情シスからの「自社IT」(セキュリティ強化やSaaS導入の必要性など)に関する提案を十分に理解できていると思いますか。

     回答者が経営者の場合、「ややそう思う」が47.9%でもっとも多く、「かなりそう思う」(22.7%)を加えると7割の経営者が情シスからの提案を十分理解しているという結果でした。

     一方、情シスはどうか。「ややそう思う」(42.4%)と「かなりそう思う」(8.2%)を合わせた割合は5割にとどまります。情シスからの提案をどの程度理解しているかは、経営者と情シスが考える理解度で乖離していることが分かります。

     ではなぜ、十分理解できていると思えるのか。前問で「かなりそう思う」「ややそう思う」と答えた人に、理解できていると思う理由を聞いた結果が図3です。
    図3:「かなりそう思う」「ややそう思う」と回答した方に...

    図3:「かなりそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。経営者として、自社の情シスからの「自社IT」に関する提案を十分に理解できていると思う理由を教えてください。(複数回答)

     結果は「普段から情シスと積極的にコミュニケーションを取っているから」が57.9%で一番多く、「自社ITについて、理解できている自負があるから」(30.4%)、「自社ITについては、基本的に情シスに任せているから」(20.1%)と続きます。普段からコミュニケーションを取ることで理解度を深めている経営者は、情シスからの提案を十分理解できていると考える傾向が強くなることが読み取れます。

     経営者は自身が理解できていると思う理由について、自由回答には次の理由も挙がっていました。
    ●経営者
    ・リテラシー向上の研修制度を導入しているため。
    ・理解できるように説明してくれるから。
    ・調べるようにしているから。
    ・常に提案に対応している。
    ・自分自身がIT部門や IT関連業務経験がある。
    ・都度、疑問点などはクリアにしている。
    ・自分が中心に構築したものであるし、経営者としての考えをもとにシステムを検討したから

     逆に、情シスからの提案の理解について、「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と答えた人は、なぜ十分に理解できていないと思うのか。その結果が図4です。
    図4:「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と回答...

    図4:「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と回答した方にお聞きします。経営者が情シスからの「自社IT」に関する提案を十分に理解できていないと思う理由を教えてください。(複数回答)

     結果は、「自社ITに関する説明・提案をする場がないから」が26.5%でもっとも多く、「情シスに対するコミュニケーションが少ないから」(23.5%)、「経営者がIT知識を持っておらず、理解してもらえないから」(11.8%)、「予算をおろしてくれないから」(11.8%)が続きます。

     経営者がITを理解できていないと思う理由について、自由回答には次の理由も挙がっていました。
    ●情シス
    ・流行りに乗るだけで本質が理解できていない。
    ・予算内で納める事が最重要とされ、将来の保守効率を考えた開発ができない。
    ・リテラシーが低い。
    ・ネットの情報やネット広告を鵜呑みにしている事、飛び込み営業にも弱い。
    ・あまり話す機会が多いとは感じない。

    ■調査概要
    調査概要:経営者と情シスの意識比較調査
    調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
    調査期間:2022年5月13日?同年5月16日
    有効回答:情報システム部門を有する中小企業(従業員数50名?500名未満)の経営者・役員303名、情報システム担当者316名
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