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人材の価値最大化で企業をSX、SOMPOと日立が協業開始

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損保ジャパンと日立は2021年12月23日、企業の「人財」の価値を高め、持続可能な経営を支援するための協業を開始すると発表しました。この取り組みは、企業の経営企画部門や人事部門などに向けたものです。具体的には、SOMPOリスクマネジメントが有するリスク分析およびESGに関する知見・ノウハウと、日立のHRテックを掛け合わせます。それにより、人財データの定量分析や、組織・人財に関わる経営リスクの可視化を目指します。そして、効果的な施策の立案・実行を支援するコンサルティングサービスの提供を開始します。両社は今回の協業を通じ、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に向けた人的資本経営を支援し、持続可能な社会づくりに貢献していきます。

 新型コロナウイルス感染拡大を契機に、企業のあり方やビジネスモデル、働き方への意識は大きく変わってきています。そして、従業員の「エンゲージメント」や「モチベーション」を維持・向上させることは、企業にとってますます重要な課題となっています。持続可能な企業経営のために、企業には以下が求められているといいます。 ・競争優位性を高め、企業価値の向上を支える原動力である「人」を重視する「人的資本経営」を推進すること  人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方を指します。  日立製作所(日立)では、「従業員の生産性」や「配置配属のフィット感」などに関する意識を定量的に可視化しています。そして、企業の人事施策の高度化を支援する「日立人財データ分析ソリューション」を2018年から提供しています。これは、日立の「HRテック」技術によるものです。「HRテック」とは、AIやビッグデータ分析、クラウドなど先端的なITを活用して、人財の採用・配置・育成・評価などの人事関連業務を効率的に行う手法のことです。  今回、損害保険ジャパン(損保ジャパン)と日立は、企業の価値や競争力を高める源泉となる「人財」の価値を最大限に引き出すための新たな協業を開始します。損保ジャパンのグループ会社であるSOMPOリスクマネジメント(以下、SOMPOリスク)は、日立の同ソリューションを活用します。そして、可視化された従業員向けサーベイ結果を踏まえ、企業のビジョン策定や、従業員へのビジョン浸透に向けた効果的な施策立案などを一気通貫で支援するコンサルティングサービスを提供します。  サービスの特徴として、以下が挙げられています。 ・従業員向けサーベイ実施前に企業の悩みやありたい姿を明確にし、コンプライアンスやダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受け入れ)などの設問も加えて、企業ごとにサーベイを設計します。
・さらに、サーベイ結果を踏まえた具体的な施策の立案・実行支援を行い、次回サーベイ実施までの改善活動をトータルに支援します。  この取り組みを進めることで、企業のビジョン実現に向け、従業員が主体的にイキイキと活躍できる組織への変革を目指します。同サービスの導入により、企業の人的資本経営を推進することが可能です。そして、企業価値の主要な決定因子が有形資産から無形資産へと移行している中で、その無形資産の要となる「人的資本の価値向上」が期待できます。  損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、ソリューションプロバイダーとして、社会の安心・安全・健康に資する商品・サービスを提供しています。そして、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。また、日立は、持続可能な社会の実現に向けて、「社会イノベーション事業のグローバルリーダー」を目指しています。デジタルソリューションの提供を通じて、「社会価値」「環境価値」「経済価値」の向上に取り組んでいます。  損保ジャパンと日立はこれまでも、さまざまな社会課題の解決に向けて、共同で取り組みを進めてきました。今回の協業をはじめ今後も、各種サービスを開発・提供し、企業のサステナビリティ経営を支援していきます。各社は、以下の役割を担っていきます。 ・損保ジャパン:サービスデザインおよびエコシステム構築
・SOMPOリスク:コンサルティングサービス提供
・日立:技術提供およびビジネス基盤構築  今後3社間の連携を強化し、協創を加速していきます。

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