「ストアカ」を運営するストリートアカデミーは2022年6月30日、同サイトで学ぶ女性ユーザーを対象に実施した調査の結果を発表しました。「副業や副収入を得る活動」とオンライン学習の関連性が調査されました。
ストリートアカデミーが運営する「ストアカ」は、教えたいユーザーと学びたいユーザーをつなぐ「まなびのプラットフォーム」を提供するサービスです。
「副業」が新しい働き方として注目を集める中で、同社は今回、オンライン学習市場の拡大が、女性の副業意欲を促進している可能性に着目しました。そして、女性の「オンライン学習」と「副業意欲」の関係性についての独自調査を行いました。
※なお発表では、本業(会社員や主婦業など)がある上で副収入を得る活動を「副業」と定義しています。 調査の概要は、以下の通りです。
※なお発表では、本業(会社員や主婦業など)がある上で副収入を得る活動を「副業」と定義しています。 調査の概要は、以下の通りです。
「女性の副業や副収入を得る活動とオンライン学習の関連性について」 | |
実施期間 | 2022/5/27〜2022/6/11 |
調査機関 | ストリートアカデミー株式会社 |
調査対象 | 過去8カ月以内(2021年11月以降)にストアカの講座受講がある女性ユーザー |
有効回答数 | 1,066 |
調査方法 | インターネットでのアンケート調査 |
回答者の属性 | 回答者属性のボリューム層:40〜50代の女性
性別:女性100%
年代:20代3.8%、30代15.7%、40代35.6%、50代35.6%、60代8.4%、70代〜0.9%
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調査のサマリーとして、以下のような項目が挙げられています。
●オンライン学習をしている女性の一定数は、副業を視野に入れている
●コロナ禍が副業意欲を加速
●8割以上が、企業を経由せずにネットを使って個人で稼ぐ副業を志望
●副業で月30万円以上の収入を志す人が多いが、現実では月3万円以下のスモール副業が6割
●副業に必要なスキルを学ぶ手段は「オンライン学習」
●副業志望者が最も身に付けたい一般スキルは「情報発信力」
●副業は思い立ってから1年以内に開始できた人が7割以上 以下に、それぞれの調査結果を説明します。 ●オンライン学習をしている女性の一定数は、副業を視野に入れている
まず、オンライン学習で「学んでいる目的」をたずねました。副業に関する結果として、「副業や副収入を得るためのスキルや知識の習得・取得」と回答したのは全体の28.1%でした。
●コロナ禍が副業意欲を加速
●8割以上が、企業を経由せずにネットを使って個人で稼ぐ副業を志望
●副業で月30万円以上の収入を志す人が多いが、現実では月3万円以下のスモール副業が6割
●副業に必要なスキルを学ぶ手段は「オンライン学習」
●副業志望者が最も身に付けたい一般スキルは「情報発信力」
●副業は思い立ってから1年以内に開始できた人が7割以上 以下に、それぞれの調査結果を説明します。 ●オンライン学習をしている女性の一定数は、副業を視野に入れている
まず、オンライン学習で「学んでいる目的」をたずねました。副業に関する結果として、「副業や副収入を得るためのスキルや知識の習得・取得」と回答したのは全体の28.1%でした。
また、学んでいる目的とは別に、興味・関心のあるトピックスについてもたずねました。そこで「副業や副収入を得るためのスキルや知識の習得・取得」と回答したのは全体の37.4%でした。
●コロナ禍が副業意欲を加速
すでに副業をしている回答者に、副業を始めた時期をたずねました。その結果、以下の回答が上位になりました。 ・「~1年前」:34.5%
・「1~2年前」:20.0%
・「2~3年前」:19.3% 上記を合わせて、「過去3年以内」と回答した人が全体の約73%を占めました。コロナ禍以降の以下のような理由で、女性の副業意欲が加速したと考察されました。 ・ステイホームで移動時間がなくなったことによる可処分時間の増加
・オンライン学習を通じたスキルの獲得
・副業を可能にするインターネットサービス利用の増加 など ●8割以上が、企業を経由せずにネットを使って個人で稼ぐ副業を志望
すでに副業をしている、もしくはこれから副業を行いたいとした回答者を対象に、副業のスタイルを以下の選択肢でたずねました。 ・「個人/ネットで稼ぐ(スキル・サービス・商品の販売を含む)」
・「企業(仲介企業を含む)から仕事を受託する」
・「お店を出す」
・「その他」 その結果、すでに副業している人の78.6%、これから副業を行いたいとした人の93.7%が「個人/ネットで稼ぐ」と回答しました。 また、「具体的にどのような副業を行いたいか」質問した結果、1位が講師業、2位がネットショップの出店、3位がライターという結果になったとのことです。 ●副業で月30万円以上の収入を志す人が多いが、現実では月3万円以下のスモール副業が6割
すでに副業をしている人を対象に、月々の収入をたずねたところ、以下の結果となりました。 ・「~1万円」:37.9%
・「1~3万円」:26.9% 上記を合わせて全体の約64%が「〜3万円」の収入であると回答しました。
すでに副業をしている回答者に、副業を始めた時期をたずねました。その結果、以下の回答が上位になりました。 ・「~1年前」:34.5%
・「1~2年前」:20.0%
・「2~3年前」:19.3% 上記を合わせて、「過去3年以内」と回答した人が全体の約73%を占めました。コロナ禍以降の以下のような理由で、女性の副業意欲が加速したと考察されました。 ・ステイホームで移動時間がなくなったことによる可処分時間の増加
・オンライン学習を通じたスキルの獲得
・副業を可能にするインターネットサービス利用の増加 など ●8割以上が、企業を経由せずにネットを使って個人で稼ぐ副業を志望
すでに副業をしている、もしくはこれから副業を行いたいとした回答者を対象に、副業のスタイルを以下の選択肢でたずねました。 ・「個人/ネットで稼ぐ(スキル・サービス・商品の販売を含む)」
・「企業(仲介企業を含む)から仕事を受託する」
・「お店を出す」
・「その他」 その結果、すでに副業している人の78.6%、これから副業を行いたいとした人の93.7%が「個人/ネットで稼ぐ」と回答しました。 また、「具体的にどのような副業を行いたいか」質問した結果、1位が講師業、2位がネットショップの出店、3位がライターという結果になったとのことです。 ●副業で月30万円以上の収入を志す人が多いが、現実では月3万円以下のスモール副業が6割
すでに副業をしている人を対象に、月々の収入をたずねたところ、以下の結果となりました。 ・「~1万円」:37.9%
・「1~3万円」:26.9% 上記を合わせて全体の約64%が「〜3万円」の収入であると回答しました。
一方で、目標としている額をたずねた結果では、「30万円以上」と回答した人が最も多く、約26.2%を占めました。副業に従事している人の多くが、現状に満足せず、高い収入目標を志していることがうかがえると推察しています。
●副業に必要なスキルを学ぶ手段は「オンライン学習」が最多
副業に必要なスキルの取得方法についてもたずねました。すでに副業を行っている回答者では、以下のようになりました。 ・1位「オンラインセミナー・スクール」:65.2%
・2位「書籍・雑誌」:48.7% 自宅など場所を問わない形式で学ぶスタイルが主流になっていることが見受けられるとしています。
副業に必要なスキルの取得方法についてもたずねました。すでに副業を行っている回答者では、以下のようになりました。 ・1位「オンラインセミナー・スクール」:65.2%
・2位「書籍・雑誌」:48.7% 自宅など場所を問わない形式で学ぶスタイルが主流になっていることが見受けられるとしています。
●副業志望者が最も身に付けたい一般スキルは「情報発信力」
副業や副収入を得るために、「習得・取得が必要だと思っているスキル」をたずねました。各副業で提供する「専門的な知識・スキル」が最多でしたが、一般的なスキルでは、「情報発信力」が最も求められているという結果になりました。
副業や副収入を得るために、「習得・取得が必要だと思っているスキル」をたずねました。各副業で提供する「専門的な知識・スキル」が最多でしたが、一般的なスキルでは、「情報発信力」が最も求められているという結果になりました。
図5:「現在の副業や副収入を得る活動をあなたが実現するために必要だったと思われるスキルには、どのようなものがありますか?」<既に副業を行っていると回答した方に調査した結果(複数回答)>/ストリートアカデミー調べ
図6:「副業や副収入を得る活動を実現するためにあなたが今後習得・取得が必要だと思っているスキルには、どのようなものがありますか?」<これから副業を行いたいと回答した方に調査した結果(複数回答)>/ストリートアカデミー調べ
●副業は思い立ってから1年以内に開始できた人が7割以上
最後に、「副業や副収入を得る活動で収入を得られるようになったのは、それを始めようと決意してから、どれくらい経過してからか」をたずねた結果は、以下のようになりました。 ・「~3カ月」:34.5%
・「3~6カ月」:20.7%
・「6カ月~1年」:20.7% 上記を合わせて全体の約75%が、「1年以内」と回答しました。 関連した質問で、収入を得るまでの期間は、副業に必要なスキルをもともと持っていたかどうかが大きく関係していることも分かりました。すでにスキルを持っていると答えた人の半数が、3カ月以内に収入を得ることができたと回答しています。全体として、女性の副業は思い立ってから1年以内に収入を得ることができるハードルの低い活動であることが分かりました。 関連リンク
ストリートアカデミー
個人向けサービス「ストアカ」
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最後に、「副業や副収入を得る活動で収入を得られるようになったのは、それを始めようと決意してから、どれくらい経過してからか」をたずねた結果は、以下のようになりました。 ・「~3カ月」:34.5%
・「3~6カ月」:20.7%
・「6カ月~1年」:20.7% 上記を合わせて全体の約75%が、「1年以内」と回答しました。 関連した質問で、収入を得るまでの期間は、副業に必要なスキルをもともと持っていたかどうかが大きく関係していることも分かりました。すでにスキルを持っていると答えた人の半数が、3カ月以内に収入を得ることができたと回答しています。全体として、女性の副業は思い立ってから1年以内に収入を得ることができるハードルの低い活動であることが分かりました。 関連リンク
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