デジタルホールディングスは2022年6月10日、エンファクトリーと共同で、人材育成や能力開発のための企業間複業活動「越境コンソーシアム」を開始したと発表しました。同活動には、ブリヂストンなど6社が参画しています。
社会やビジネスが急速に変化していく中で、企業には「既存事業の変革」や「新規事業の開発」といった進化もより一層求められます。そしてそのために、人材の育成や能力開発の必要性が、これまで以上に高まっています。
一方で、人材の育成や能力開発に必要不可欠な「学習」や「実践」の機会を、自社内だけで創出することが困難な企業も少なくありません。
そこで注目されているのが、「越境学習」という実践方法です。以下のような特徴があります。
・複業やパラレルワーク、プロボノ(公共ボランティア)、出向など、社内と社外の場を横断することで、自己理解の促進や視野拡大、スキルアップが進む学習のこと
・社内外を問わず多様なメンバーが集まり対話を重ね、課題解決を行うことで、常識や慣習の枠を超えた、多様な価値観に基づいた新たなスキルや可能性を育む 越境学習の効果が期待される中、複数の仕事を持つことを指す「複業」を企業間で行う、「企業間複業活動」の取り組みもまた、注目されています。 しかしながら越境学習は、企業によっては以下のような課題もあります。 ・情報漏洩のリスク対策
・ルール整備といった社内調整
・副業による人材流出 デジタルホールディングスとエンファクトリーは今回、こうした企業の越境学習への参加を支援するため、企業間複業活動としての「越境コンソーシアム」を企画し、開始しました。それぞれの企業が、人材の育成や能力開発に取り組める機会を創出できるようにすることが目的です。
・社内外を問わず多様なメンバーが集まり対話を重ね、課題解決を行うことで、常識や慣習の枠を超えた、多様な価値観に基づいた新たなスキルや可能性を育む 越境学習の効果が期待される中、複数の仕事を持つことを指す「複業」を企業間で行う、「企業間複業活動」の取り組みもまた、注目されています。 しかしながら越境学習は、企業によっては以下のような課題もあります。 ・情報漏洩のリスク対策
・ルール整備といった社内調整
・副業による人材流出 デジタルホールディングスとエンファクトリーは今回、こうした企業の越境学習への参加を支援するため、企業間複業活動としての「越境コンソーシアム」を企画し、開始しました。それぞれの企業が、人材の育成や能力開発に取り組める機会を創出できるようにすることが目的です。
「越境コンソーシアム」第一弾(トライアル)の概要は、以下の通りです。
「越境コンソーシアム」第一弾(トライアル)概要 | |
目的 | 既存事業の変革や新規事業の開発を推進できる多様な視点を持った人材の育成や能力開発のための機会創出。 |
狙い | 異なる業種・職種からの多様な視点・意見に触れることによる、参画企業メンバー一人ひとりによる新たな価値創造。 |
参画企業 | 株式会社ブリヂストン、シミックホールディングス株式会社、株式会社富士通ラーニングメディア、株式会社パルコ、株式会社デジタルホールディングスなど計6社。 |
参画条件 | 1業種1社まで(各企業からの募集メンバーの上限は5名まで)。 |
課題内容 | 実際に企業が抱える中長期的な課題の解決をプロジェクト単位で設定。 |
期間 | 2022年9月まで計4期間でプロジェクトを実施。「オフィスの新しい活用法の検討」や「カルチャー浸透方法の検討」など、全期間で最大30件を想定。各プロジェクトの参加メンバーは要選考。 |
特徴 | ①人事・HR系、営業、マーケティングなど、多様な職種からメンバーを集い、業種の枠を超えて人材が関わり合います。
②「原則6週間、実働45時間」と限られた時間で、所属する企業の中での慣習や固定概念を取り除き、メンバー同士が積極的に自己開示を行い、共に自身の能力開発に挑戦します。
③プロジェクト完了後は、所属する企業の中で共有会を開催し、企業間複業活動で得られた新たな刺激や価値観の還元を目指します。
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また、越境コンソーシアムのプロセスは、以下のような流れになります。
・課題提示から最終レポートまでを半年間で4回実践 | ||
① | 越境コンソーシアムへの参画 | 説明会参加、Teamlancerエンタープライズ登録 |
② | 課題提示 | プロジェクトのショートプレゼンテーション |
③ | 応募/選考 | プロジェクト参加メンバーの決定 |
④ | プロジェクト進行 | 週次でのレポート提出・メンター主催のサロン参加 |
⑤ | プロジェクト完了 | 最終レポートの提出、所属企業での共有 |
デジタルホールディングスは、デジタル時代に合った働き方や多様なキャリア形成を支援し、より多くの自立人財を育む施策を実践しています。
また、エンファクトリーは、設立以来「専業禁止!」という人材ポリシーで、メンバーのキャリア自律を応援しています。
越境コンソーシアムでは、両社のこれまでの知見やノウハウを活用します。そして、越境学習や企業間複業活動といった新しい取り組みが世の中により浸透し、組織の枠組みを超えた多様な共創が実現できるよう目指していきます。
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