ビーウェルインターナショナルは2021年10月19日、「IT企業の新卒エンジニア採用」に関する調査結果を発表しました。昨年度新卒採用を実施した従業員数300名以下のIT企業の採用担当者108名に聞いた結果です。
昨年度採用した新卒エンジニアの実力について聞いた結果が図1です。
via bwell.jp
「少し感じる」と答えた割合が42.6%でもっとも多く、「非常に感じる」(13.8%)と合わせると約56%の企業がエンジニアの実力不足を感じていることが分かりました。
では採用人数について不満はあるのか。その結果が図2です。
via bwell.jp
「少し感じる」が40.2%で、「非常に感じる」(19.6%)と合わせると約60%の企業が採用人数に満足していないことが分かります。人材不足が叫ばれる中、従業員数300名以下のIT企業もエンジニア不足に直面していることが推察されます。
なお、同調査では、人数不足から不満を感じたエピソードも聞いています。主な回答は次の通りです。
・進めたい仕事があっても手が回らない。
・お客様の配属希望に応えられなかった。
・採用数を決めたのは当社の判断であるが、社の受け入れ態勢の弱さを感じている。
・ここ数年に渡るIT業界の受注拡大に、どの現場でも慢性的に人材と人員が不足している。
・各部署への配置ができない。
・仕事量は増えているのに見合う数の採用数では無い。結局外部から人を借りている期間が長いため、採用にもっと力を入れたほうがいいと感じた。
・教育してもモノになる確率が悪く、退職も見込んで多めに採用すると更に質が下がる。 次に、現在のITエンジニア人材が不足しているかどうかを聞きました(図3)。
・進めたい仕事があっても手が回らない。
・お客様の配属希望に応えられなかった。
・採用数を決めたのは当社の判断であるが、社の受け入れ態勢の弱さを感じている。
・ここ数年に渡るIT業界の受注拡大に、どの現場でも慢性的に人材と人員が不足している。
・各部署への配置ができない。
・仕事量は増えているのに見合う数の採用数では無い。結局外部から人を借りている期間が長いため、採用にもっと力を入れたほうがいいと感じた。
・教育してもモノになる確率が悪く、退職も見込んで多めに採用すると更に質が下がる。 次に、現在のITエンジニア人材が不足しているかどうかを聞きました(図3)。
via bwell.jp
「かなり不足している」が28.8%、「少し不足している」が56.5%という結果でした。合わせると8割以上の企業が「人材不足」を感じていることが分かります。
では、人材不足を解消する手段として、海外のIT人材を採用したいと思うか。その結果が図4です。
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結果は「少し思う」が39.8%でもっとも多く、「あまり思わない」(34.3%)が続きます。海外のIT人材を採用すべきかについては、採用する・しないの意見がほぼ半数に分かれました。
海外のIT人材を採用する場合、重視すべき点を聞いた結果が図5です。
via bwell.jp
一番は「語学力が高く、日本語での意思疎通ができる点」で74.1%で、「日本文化への理解があり、職場に馴染み易い点」(56.5%)が続きます。スキルや経験ではなく、語学力や日本文化への理解などを重視することが分かりました。