「30~34歳」が22.9%でもっとも多くなっています。次いで「26~29歳」(18.0%)、「35~39歳」(14.8%)の割合が高くなっています。
なお起業した理由を自由回答で聞いた主な結果は次の通りです。
・ボランティアを通じてコネクションができ、団体の代表として法人で業界に参入してみたくなり起業
・何をするかよりも、誰と仕事するかを選べる自分でありたいと思ったことと、自力で売上を作る自信があったこと
・会社勤めで培った経験と人脈が揃ったことで、かねてから考えていた事業を起こした。映像業界の撮影手法がフィルムからデジタルへと主流が移行して、映像制作の民主化が起こることを想定して起業
・サラリーマンとして勤務している時の成績が良く、社長から今でいう社内ベンチャーとして自分の会社を立ち上げるチャンスをもらったことがきっかけ
会社を起こすまでの準備が大変だったかを聞いた結果が図2です。
「多少は大変だった」が44.3%でもっとも多く、「とても大変だった」(34.5%)と合わせると8割近くの人が大変だったと振り返ります。
では具体的に何が大変だったのか。自由回答では次の点が大変だと指摘する声がありました。
・必要な書類、人、お金、車など、用意するのがとても時間がかかったし、事務所の内装も自分たちでやったのでとても大変だった
・資金準備(融資)、物件確保、人材採用、役所へ届出など、やることが多くて大変だった
・財産権とかお金の問題が大変だった。司法書士に頼んだおかげで起業できた
・やはり資金だと思う。銀行や公庫からの融資がないと起業することができなかった
・法務局で認可が降りるまで約1年近くかかった。様々な不備など何度も直しが発生した
調査を実施したベンチャーサポートグループによると、30代前後で自分が理想とする環境で働きたい、自分のやりたいことに挑戦したいというケースが多いと推察します。