NTTデータはこれまで、「Salesforce」と「Tableau」に携わる中堅人材を対象に研修を実施してきました。今回新たに、新入社員を対象に「Salesforce」と「Tableau」の基礎を学ぶプログラムを実施することを打ち出しました。すべての新入社員680人が対象です。
具体的には講義や実践的なハンズオンを実施。SalesforceとTableauの使い方やカスタマイズ方法を学びます。さらに、顧客のビジネスプロセス改善、新規事業開発推進に必要なスキルや知識も習得します。
Salesforceの研修プログラムは、同社のビジネスとテクノロジの知見、ノウハウを習得し、DXによる課題解決を推進できる人材育成を目指します。さらに、Salesforceのシステム管理者の基本資格である「Salesforce認定アドミニストレーター」の取得なども視野に入れます。これらの取り組みにより、顧客に価値を提供できる人材育成を進めます。
Salesforce研修プログラム具体的な内容は次の通りです。
・ハンズオントレーニングを通じたSalesforceアプリケーションの構築
・Salesforce製品群を活用した顧客接点領域における課題解決手法の学習
・実際にSalesforce案件を経験したメンバによる、実践的な業界・業務ノウハウの講義
Tableauの研修プログラムは、データ活用の重要性、特長、プロセスを理解し、データ活用前に解くべき課題を構築できるようになることを目指します。さらに、Tableauの基本操作からデータ活用の基礎スキルを身に付け、顧客のDXに貢献できる人材育成を進めます。
Tableau研修プログラム具体的な内容は次の通りです。
・データ活用の重要性、データの正しい解釈、データ活用を支えるテクノロジー、ビジュアルアナリティクス(探索的データ分析)の意義とセルフBIツール(Tableau)の使い所、BIに適したデータモデリング等の学習
・ハンズオントレーニングを通じたTableauの基礎操作・データ活用スキルの学習
同社は今後、顧客向けに提供中の人財組織育成プログラム「デジタルサクセス」に本研修プログラムを組み込む予定です。本プログラムをグローバル共通の教育プログラムとするため、NTTデータグループ社員向けのラーニングパスの整備とプログラムの提供も進めていく考えです。