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企業を取り巻く壁を壊す! 日本オムニチャネル協会鈴木康弘会長が目指す共創の姿とは

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「業界の壁を超えた共創」を全面に打ち出す日本オムニチャネル協会。設立から4年目を迎える2023年は、どんな取り組みを推し進めるのか。「共創」をどう実現するのか。ここでは協会会長の鈴木康弘氏が、3月10日に開催した主催イベント「オムニチャネルDay」で講演した内容を紹介します。

 鈴木氏はカンファレンスの冒頭に登壇し、「オムニチャネルDay」を開催した目的を説明しました。「参加者の皆さまに『気づき』と『出会い』を提供することに主眼を置く。ランチやパーティなどの機会をぜひ『出会い』の場にしていただきたい。こうした人のと出会いが、協会のテーマである業界の壁を超えた共創につながる。カンファレンスを通じて『新しい自分』に出会えるはずだ」(鈴木氏)と、業界を問わずに人と交流することの必要性を訴えました。
さらに、協会の会長として自身の「夢」にも触れました。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏による名演説「I Have a Dream」を引き合いに、「私にも夢があります。それは、いつの日か、業界・企業・組織、そして地域や企業規模・年代の壁を超えて、人々が出会い、語り合い、共に新しい何かを創り上げる世の中になる夢です」(鈴木氏)と発言。会場に集まった約400人の聴衆に向け、会長として業界の壁を取り払う姿勢を鮮明に打ち出しました。  鈴木氏はカンファレンスの締めくくりとして、最後の総会講演にも登壇。日本オムニチャネル協会として2023年、どんな取り組みを進めるのかを発表しました。
写真1:鈴木氏は協会のこれまでの実績について言及した

写真1:鈴木氏は協会のこれまでの実績について言及した

 施策の1つが、協会会員の増加策です。「オムニチャネルという言葉は『すべての経路』を意味する。協会会員もオムニチャネルの考えに基づき、業界を問わず参加できるようにする」(鈴木氏)と述べました。小売や外食、ITベンダーなどの業界に属する企業だけでなく、今後は金融やメディア、交通などの企業の参加も検討すると言及しました。さらに「さまざまな壁を取り除くのが協会の役割」(鈴木氏)とし、業界や地域、企業規模、年代、組織、企業といった壁を取り払い、共創の場を拡大していく考えも示しました。「2020年の設立から3年間取り組んできたが、これまでと同じ取り組みを進めるだけでは不十分だ。業界団体のような位置づけではなく、業界を超えた団体を目指す。こうした取り組みにより、人と人との化学反応を起こしたい」(鈴木氏)と述べました。
写真2:鈴木氏は「壁」を取り払う必要性を聴衆に強く訴えた

写真2:鈴木氏は「壁」を取り払う必要性を聴衆に強く訴えた

 協会の軸となる活動部会の体制を見直すことも発表しました。新たに「顧客体験部会(CX部会)」、「サプライチェーン部会(SCM部会)」、「従業員体験部会(EX部会)」を発足することを発表。業界に関係なく、会員が抱える課題を部会内で共有し、ともに解決を図る体制へとシフトします。
さらに「サステナブル部会(SDGs部会)」も新設します。今話題の「SDGs」や「ウェルビーイング」などのテーマを掘り下げる部会を立ち上げ、会員の課題や解決策を検討できるようにします。
そのほか、最新のIT製品やサービスについて学ぶ「ITサービス勉強会」、オムニチャネルやDXを主導する有識者による「フェロー勉強会」、「地域分科会」、「学生研究会」も発表。さまざまな施策を通じ、会員企業の課題解決を支援できるようにします。「協会の活動に参加することで、多くの人と交流できるのが何よりの強みとなる。業界に縛られない他企業の考え方も学べるはずだ。こうした体験が、自社の課題解決には大いに役立つ。オムニチャネルやDXといった取り組みに課題を抱える企業こそ、協会活動を通じてヒントや知見、成功のノウハウを得てほしい」(鈴木氏)と訴えました。
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