DXマガジン副編集長のサクラバが、展示会やイベントを突撃レポート。幕張メッセで2023年2月15日から17日に開催された展示会「スーパーマーケット・トレードショー」の中で気になった製品・サービスを紹介します。今回は、寺岡精工の食品包装機「AW-5600FXⅡ」をチェック!【サクラバが行く#18】
スーパーマーケットで売られている肉類は、グラム数によって値付けが違ってくるものがあります。一部の野菜や魚も同様です。
スーパーマーケット側からすると、計量し、値付けし、包装し、値札ラベルをつけるという手間が発生します。
とくに難しいのがラップ作業。熟練のスタッフでなければ、早くて美しいラッピングはできません。
寺岡精巧のAW-5600FXⅡは、計量、包装、値札ラベルの印刷までのスマートに実現する食品包装機です。
様々な強度や形のトレー包装や野菜の素巻きをスピーディーに行い、同時に、グラム数に応じた値札ラベルが印刷されます。
展示会場では、半分にカットされたかぼちゃを使ったデモンストレーションを実施。丸い商品でも転がりにくいように工夫されたステージにかぼちゃを置いてボタンを押すと、機械が作動。あっという間にラップが巻かれ、値札ラベルも発行されていました。人間は、商品を置いてボタンを押し、ラベルを貼るだけの楽ちん仕様です。
展示スタッフによると、いちごのようなやわらかい商品を圧迫して傷めることもないといいます。操作は、商品の写真つきの操作パネルから行えるため、新人スタッフや海外出身スタッフにとっても扱いやすく仕上がっているとのこと。
こういう機械によって本当に人間がやるべき業務に人員を集中できることができれば、人手不足と物価の高騰に悩まされるスーパーにとって、心強い味方になることでしょう。