DX（デジタルトランスフォーメーション）

　DX（デジタルトランスフォーメーション）は、「Digital Transformation」の略です。「Transformation」は「X-formation」と表記されることがあるため、「DX」と略します。直訳すると「デジタル変容」ですが、一般的には「デジタル技術を駆使して仕事や生活、社会が変わること」を意味します。

　なお、経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」で、DXを次のように定義しています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

　ポイントは「データとデジタル技術を活用」と「（製品やサービス、ビジネスモデル、業務、組織、プロセス、企業文化・風土を）変革」。従来のITを導入したりデータを活用したりといった取り組みが目的ではなく、それらの取り組みによって新たな変革をもたらすことがDXの本質です。