クラウドバックアップとは、データ喪失などのトラブルに備え、データをクラウドにバックアップする環境、もしくはバックアップする取り組みそのものを指します。
地震や水害といった天災、不正アクセスによるデータ消去などのトラブルに対処するため、多くの企業がデータを複製し、安全な場所に保管するバックアップ環境を構築しています。さらに最近は、クラウド上にデータやファイルの保存先を用意し、インターネット経由でバックアップできるようにする企業も増えています。これまではテープなどのメディアにデータを記録し、遠隔地にメディアを保存する手法が珍しくありませんでした。クラウドを活用することで、バックアップ作業や復元作業を効率化することが可能です。
バックアップやデータを復元するシステムを含め、クラウドバックアップ環境をソリューションとして提供する事業者があります。更新したデータの差分のみをバックアップしたり、バックアップの頻度を任意に調整したりできる機能を備えるサービスもあります。