寺岡精工は、コーディング試験サービス「HireRoo(ハイヤールー)」を導入しました。エンジニアの採用時にコーディングスキルを試験で把握できるようにします。サービスを提供するハイヤールーが2023年3月14日、発表しました。
寺岡精工ははかりやPOSレジ、ラベルプリンタなどの情報機器を提供するメーカー。これまでエンジニアを採用する際は、履歴書と面接のみを実施。具体的なスキルレベルを事前に把握できないことが課題でした。そこで希望者の開発スキルを定量的に見える化する仕組みとして、コーディングの試験を実施するサービス「HireRoo」を導入しました。
「HireRoo」は、エンジニア採用のコーディング試験サービス。アルゴリズムやシステムデザインなどといった実践形式の問題を揃え、採点はAIが自動で実施します。さらに、問題のカスタマイズや解答過程を再生するプレイバックなどの機能も備えます。「HireRoo」は現在、GMOインターネットグループや小野薬品工業など約100社が導入。累計選考数は1万社を超えます。
via hireroo.io
寺岡精工では、さまざまな製品を開発し、利用する言語もさまざまであることから「HireRoo」がふさわしいと導入を決めました。グローバル企業として海外人材も積極的に採用する中、英語に対応している点も評価しました。
寺岡精工はミスマッチのない採用を目的に「HireRoo」を導入しました。しかし現在は、社員の開発スキルチェックにも用途を広げています。同社は今後も「HireRoo」を活用する仕組みを強化し、適正な採用と人材配置につなげていく考えです。
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