クラウドエースは2022年4月27日、「データベースのエクセル管理」に関する調査結果を発表しました。データベース・可視化を「エクセル・スプレッドシート」で作成・運用する担当者101人に聞いた結果です。エクセルを用いる課題やエクセルを使い続ける理由などを聞いています。
データベースとしてエクセル・スプレッドシートを利用する理由を聞いた結果が図1です。
via cloud-ace.jp
「運用しやすいから」が 49.5%でもっとも多く、「クラウド化が進んでいないから」(37.6%)、「誰でも入力ができるから」(29.7%)が続きます。運用しやすいという理由で約半数の企業がエクセル・スプレッドシートを選んでいることが読み取れます。一方で、「データが集約されており、移行が難しい」が23.8%を占めています。エクセル・スプレッドシートによる運用から抜け出せないという企業も少なくないようです。
その他の理由には以下の回答もあります(自由回答・一部抜粋)。
・それしかないから。
・今までの手法で継続している。
・追加投資は必要ない。
・Excelは社内すべての部署に導入されているから。
・誰でも使える、使い慣れている。
・使い方が幅広い。
・新たにソフト購入不要で、操作を覚えなおす必要がない。
・昔から使っているから。 「エクセル・スプレッドシート」を使う中で起きたことは何か。これまでに起こったことも聞いています(図2)。
・それしかないから。
・今までの手法で継続している。
・追加投資は必要ない。
・Excelは社内すべての部署に導入されているから。
・誰でも使える、使い慣れている。
・使い方が幅広い。
・新たにソフト購入不要で、操作を覚えなおす必要がない。
・昔から使っているから。 「エクセル・スプレッドシート」を使う中で起きたことは何か。これまでに起こったことも聞いています(図2)。
via cloud-ace.jp
一番多かったのは「以前のデータの復元ができない」(36.6%)でした。次に「入力していたデータが削除されていた」が30.7%、「最新のデータの共有に時間がかかる」が24.8%という結果でした。運用する上でさまざまな課題を抱えていることが読み取れます。
その他、起こったことには以下の回答もあります(自由回答・一部抜粋)。
・データが重いと固まる。エクセルのバージョンにより一部互換性がない。
・ファイルの保存場所がわからないことが多い。
・Excel ファイルが壊れてしまう。
・入力者の履歴確認が取りづらい。
・ファイルを閉じずに勤務終了した人や、端末フリーズによりファイルにロックがかかってしまい更新できなくなる。
・人の作った計算式がメンテナンスしづらい。
・上書きしたものが保存出来ていない。
・属人化が避けられない。 では、データベースをクラウド化する意向があるのか。その回答結果が図3です。
・データが重いと固まる。エクセルのバージョンにより一部互換性がない。
・ファイルの保存場所がわからないことが多い。
・Excel ファイルが壊れてしまう。
・入力者の履歴確認が取りづらい。
・ファイルを閉じずに勤務終了した人や、端末フリーズによりファイルにロックがかかってしまい更新できなくなる。
・人の作った計算式がメンテナンスしづらい。
・上書きしたものが保存出来ていない。
・属人化が避けられない。 では、データベースをクラウド化する意向があるのか。その回答結果が図3です。
via cloud-ace.jp
結果は「積極的に実施したい」が33.6%でもっとも多く、「やや実施したい」(38.6%)を合わせると、約7割の企業がクラウド化への移行意欲があることが分かります。
「積極的に実施したい」「やや実施したい」と回答した人に、クラウド化できない課題、障壁についても聞いています(図4)。
via cloud-ace.jp
「タスクが属人化している」が41.1%でもっとも多く、「意思決定者の理解が得られない」(35.6%)、「クラウド化と新しい運用の負担」(30.1%)が続きます。その他、自由回答には「管理できる人材が一人しかいない」「初期費用がかかる」「評価ができておらず移行できていない」「予算がまだ決まらない」などの声もありました。