JRオートメーションがミシガン州ジーランドに7,280万ドルを投じ、45エーカーの新本社を建設します。2030年のカーボンニュートラルと埋立廃棄物ゼロを掲げた大胆な投資は、地域雇用と先進製造の結節点を目指します。これは地方発イノベーションの転機になるのか?
地域拠点化と脱炭素を両立する新キャンパスの狙い
日立幹部やJRオートメーション経営陣、ミシガン州知事グレッチェン・ホイットマー氏が東京での戦略会議後に公表したこの計画は、ジーランドでのグローバル本社設置を正式に示すものです。総面積286,000平方フィートの新本社には76,000平方フィートのオフィスと210,000平方フィートの顧客向け組立スペースが含まれます。約350人の従業員がミシガン州西部から集結し、2025年9月17日に起工式を行い、建設は2026年秋までに完了する予定です。今回の投資は、欧州でのMA micro automation社買収やシンガポールでの拡張と並行し、JRオートメーションのグローバル展開を加速させる意図があります。
キャンパス設計は従業員体験と環境配慮を両立します。フィットネスセンターや自然と調和するワークスペースを備え、45エーカーには歩行・自転車利用が可能な舗装道を整備します。敷地内の非生産用電力は再生可能エネルギーで賄う方針で、ネイティブな生物多様性の育成も計画されています。これらは、2030年までのカーボンートラルと埋立廃棄物ゼロという目標達成に向けた重要な一歩となります。
技術面では、日立の「Integrated Industry Automation」やLumadaの技術を統合し、デジタルツインやエッジコンピューティング、AIを組み合わせた「One Hitachi」体制での協創拠点をめざします。日立アメリカ社長の竹内康浩氏は、持続可能なイノベーションを通じて顧客やパートナーに価値を提供すると述べています。JRオートメーションCEOデイブ・デグラフ氏も、顧客受け入れと技術展示、人材獲得に対応するスペースが必要だとし、新本社が業界との結び付きを強めると説明しています。JRオートメーションは現在、世界21拠点で2,000人以上を雇用しており、新本社はその中核拠点になる計画です。
詳しくは「JRオートメーション」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















