スターバックスは総額10億ドル(約1500億円)のリストラを発表しました。北米で店舗の約1%を閉鎖し、非小売部門で約900人を削減する計画です。改装1000店超も予定され、顧客体験の再構築を目指す同社の狙いと影響を整理します。
リストラの中身と従業員対応の全容
スターバックスは、従業員向けの書簡で10億ドル規模のリストラ計画を明らかにしました。内容は北米の店舗の約1%を今会計年度末までに閉鎖することと、非小売部門の従業員約900人の削減を含みます。具体的な閉鎖店舗は未公表で、同社は年度末に米国とカナダで合計1万8300店舗を維持するとしています。
閉鎖対象店舗には今週中に通知を行う予定で、影響を受ける店舗従業員については近隣店舗への異動を優先します。配置が難しい場合は包括的な退職金パッケージを提供すると明記しており、従業員保護への配慮も示しています。今回の通知は26日の朝に行われ、2月に実施したコーポレート部門の1100人削減に続く追加の施策です。
一方で、同社は今後1年間で1000店舗以上の改装を計画しており、「より豊かな質感、温かみ、多層的なデザイン」を導入するとしています。これは「Back to Starbucks」と呼ぶ顧客体験再構築の一環として位置付けられ、短期的なコスト削減と並行して店舗の改装投資を進める戦略です。
株式市場の反応は限定的で、発表後の時間帯に株価は約1.2%下落しました。経営陣はこの取り組みを数年にわたる努力と説明し、拡大と革新の基盤再構築を目指す姿勢を示しています。今後、閉鎖対象の具体発表や改装の優先順位が注目されます。
人員削減と店舗改装は収益立て直しの表れですが、顧客体験を確実に高めるには改装投資と現場運営の整合性が鍵になります。実効性は、閉鎖対象の選定基準と従業員への手厚いフォローに左右されるでしょう。






















