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フォーエバー21日本撤退へ 実店舗とオンラインを順次閉鎖、収益化の壁に直面

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アンドエスティHDは、フォーエバー21事業を2026年2月期中に終了すると発表しました。実店舗については、京都ポルタ店、イオンモール大高店、ららぽーと門真店が9月28日に、アミュプラザ長崎店が9月30日にららぽーとTOKYO‑BAY船橋店が10月13日にそれぞれ閉店し、全国の実店舗営業を終了するとしています。オンラインストアは10月17日正午に閉鎖する予定です。各店舗では閉店セールが実施されています。

アンドエスティHDは、自社公式オンライン「アンドエスティ(andST)」と「ZOZOTOWN」では引き続き購入可能としています。今回の撤退判断について同社は「収益化が難しい」と説明しています。アンドエスティHDは今回の撤退が2026年2月期の業績へ与える影響は軽微であると公表しています。

フォーエバー21は過去に2000年に初上陸、2009年に再上陸し、2019年に日本市場から撤退した経緯があります。今回の再上陸は2023年に実施され、ブランド管理会社のAuthentic Brands Group(ABG)と伊藤忠商事が販売権に関与し、アンドエスティHD(当時アダストリア)と子会社ゲートウィンが日本での運営を担っていました。米国でブランドを運営するF21 OpCo社は今年3月に米連邦破産法11条を申請しています。

今回の撤退は、短期間での事業終了を決定する要因として収益性の検証結果と複数主体による運営体制が挙げられると考えられます。今後は事実に基づく検証が重要になるでしょう。

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