クオンとクリーク・アンド・リバー社が共同でプレオープンしたAIファンコミュニティモール「JAPAN共創BASE りろかる」は、国内8エリアを束ね約8.5万人規模で始動しました。AI翻訳や越境ECを組み合わせ、月額37,500円で地元企業が小型コミュニティを開設できる点が特徴です。
りろかるの目的を具体化する3つの役割
りろかるは単なる掲示版ではなく、「地域の価値を発見し、持続的な経済・関係性につなげる」ための共創インフラを目指しています。まず一つ目の目的はファンづくりによる地域経済の活性化です。既存の実績として鹿嶋市のコミュニティは65,485人が参加し、ふるさと納税額が3年で18倍になった事例が示すように、ファン基盤の拡大が直接的な経済効果につながります。りろかるはこうした成功事例を横展開する場になります。
二つ目はプロフェッショナルの力を地域に届けることです。C&R社が持つ約415,000人のプロネットワークと、クオンの300社超の支援実績・AI技術を組み合わせることで、映像やライブ配信、イベント企画などの高品質なコンテンツ制作と運営支援が可能になります。地域側は小額の月額料金で小型コミュニティを開設でき、AIによる対話やデータ分析を活用しながらプロと協働して継続的な発信を行えます。
三つ目は越境チャネルの創出です。りろかるは「日本、大好き!コミュニティ」と連結し、まずタイを皮切りにASEAN展開を視野に入れています。AI翻訳と越境ECの組み合わせにより、これまで海外進出が難しかった中小事業者や一次産業にも現地消費者との接点が生まれます。とはいえ翻訳だけでなくローカライズや決済・物流、現地プロモーションの継続が不可欠であり、AIは効率化の道具、主役は地域の人とプロによる伴走である点がC&R社のメッセージにも表れています。
設計面では、全国8エリアの小さなコミュニティをモールで横断的につなぐことで、観光・物販・文化交流の複合効果を見込めます。生活者は無料で参加でき、運営側はAIで関心を可視化して戦略に反映できます。りろかるは、地域DXの実践として「人(プロと住民)」を中心に据えつつ、AIでスケールと越境性を補完することを目的としています。
AIとプロのネットワークを組み合わせることで、小規模事業者にも現実的な越境チャネルが開ける可能性があります。成功には技術の導入と並行した現場の運営体制とローカライズ施策が不可欠です。
詳しくは「クリーク・アンド・リバー社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















