ウイングアーク1stは2021年5月20日、運送業向けのクラウドサービス「IKZO(イクゾー)」を発表しました。運送会社のデータを可視化する「IKZOアナリティクス」を同日、提供開始します。
「IKZOアナリティクス」は、配車データを含む受発注データ、デジタコ(デジタルタコグラフ)データ、原価・コストデータや勤怠情報などのデータを可視化します。同社のBIツール「MotionBoard Cloud」を使い、各種データを把握できるようにします。
例えば、トラック1台(ドライバー1人)の原価、売上、粗利や、デジタコの作業データを地図上に表示して運行状況を可視化するといったことが可能です。トラックの稼働状況をガントチャートで示すこともできます。
そのほか、取引先、案件ごとの収支、事業所ごとの売上、原価、利益、ドライバーの拘束時間、運行時間や売上高などを確認することも可能です。請求書や支払明細書をワンクリックで出力する機能を備えるなど、経理担当者の業務負荷を軽減するメリットも見込めます。
via www.wingarc.com
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利用を促進する支援サービスも用意します。データ入力の支援、初期設定のサポート、定期的な活用支援といった3つの支援サービスを用意し、導入企業の利用を促します。デジタル化に不慣れな環境でも、同社の物流ソリューションの専門チームが課題を解決しながら活用を支援し、導入から運用の定着に至るまでをサポートします。
同社は今夏、「IKZOアナリティクス」と連動して配車業務を可視化する「IKZO Web」の提供を予定します。運送会社の業務改善につながる機能強化を図っていく考えです。