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親湯温泉、薬剤不要のIoT防虫で“見えない安心”を提供

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老舗旅館・親湯温泉が東日本で初めて特許取得のIoTトコジラミ予防システム「Valpas(バルパス)」を全館導入しました。薬剤を使わない捕獲方式と専用アプリの常時モニタリングで、「気づかれない安全」を実現します。

Valpasの仕組みと親湯温泉導入の意義

フィンランド発の特許技術「Valpas」は、トコジラミの習性を利用して薬剤を使わず誘引・捕獲するIoTソリューションです。トコジラミが二酸化炭素に反応して移動する特性に着目し、ベッド周辺に設置されたデバイスが疑似的な誘引環境を作り出すことで、偶発的に持ち込まれた個体を効果的に捕獲します。捕獲状況は専用アプリで常時モニタリングされ、検知があれば施設側に通知される仕組みです。これにより、害が拡大する前に早期対応が可能となり、宿泊者への影響や環境負荷を抑制できます。親湯温泉は長野県茅野市を拠点に、蓼科 親湯温泉、上諏訪温泉 しんゆ、萃sui-諏訪湖の3館に全室導入し、東日本では初めてValpasの「トコジラミ・セーフ」認証を取得しました。

創業大正15年の蓼科 親湯温泉は3万冊の蔵書ラウンジを持ち、上諏訪温泉 しんゆは2024年に全館リニューアル、萃sui-諏訪湖は全室に露天風呂を備えるなど、それぞれ高い滞在価値を持つ宿です。親湯温泉が示したのは、単なる害虫対策ではなく「見える化された安心」を宿泊サービスの差別化に繋げる戦略です。訪日客の増加や移動の活発化でトコジラミ対策の重要性が増す中、被害発生後の駆除コストや評判リスクを回避する予防投資として、薬剤不使用のIoT導入は特に地方旅館や中小規模施設にとって合理的な選択肢となります。親湯温泉は今回の導入を「未然防止」のためと明記しており、現時点で同館での発見事例はないとしています。来る100周年に向けた館内整備の一環として、安全性の強化と滞在価値向上を同時に進める取り組みは、今後の宿泊業の安全基準に一石を投じる可能性があります。

詳しくは「合資会社 親湯温泉」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部

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