株式会社コーナーの調査(入社1〜3年目のZ世代514名、2025年8月実施)で、リモート勤務と長時間残業が若手の退職志向を強める実態が浮上しました。働きやすさは高める一方で評価や成長の“手応え”欠如が離職につながっています。
リモートで高まる「手応え」欠如、残業は退職志向を加速


株式会社コーナーのWebアンケート調査は、入社1〜3年目のZ世代514名を対象にワークスタイルと残業時間別の退職・継続意向と不満の実態を明らかにしました。まずワークスタイル別では、月内にリモート勤務を行う「リモートあり層」は退職志向が相対的に高く、毎日出社や現場勤務の「リモートなし層」は継続志向が高い傾向が確認されました。リモートあり層では「昇給・昇格スピード」「配属の納得感」などの不満が大きく、成果や方向性の見えづらさが影響している可能性が示唆されています。


調査はまた、リモート勤務が働きやすさを押し上げる一方で「働きやすいがやがいはない」が突出している点を指摘しています。つまり、出社中心と比べて手応えの実感が弱まりやすく、成長機会や評価、チーム貢献といった転職時に重視する条件が重要になっています。残業時間別の分析では、残業が10時間を超えると継続志向が一段下がり、退職志向が約70%台に跳ね上がることがわかりました。残業が増えるほど「柔軟な働き方」「昇給・昇格スピード」「人間関係・雰囲気」への不満が高まり、特に40〜59時間層では「会社の社会的意義・ビジョン」への不満が25.0%と他層の約2倍に達しています。
解説として、コーナー代表取締役CHROの門馬貴裕氏は、リモートや残業という表層条件が、評価の見え方やキャリアの手応えという質的差に影響していると指摘しました。リモート特有の情報・関係性の不均衡を前提に、評価の見える化や意図的なコミュニケーション設計が不可欠であるとしています。長時間労働層は高負荷ながら任される範囲や学習機会が離職を抑えている側面もあり、単なる業務削減ではなく柔軟性と評価の納得度向上をセットで検討すべきだと結んでいます。
詳しくは「株式会社コーナー」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















