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ユーザーが選ぶ決済アプリ1位はPayPay 他を引き離したポイントは?

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GMOリサーチ&AIの2025年調査で、キャッシュレス決済アプリの総合1位にPayPayが輝きました。利便性や直感的な操作性が支持され、決済DXの現場で何が評価されているかが鮮明になっています。本稿では調査結果をもとに、企業が取るべき示唆を整理します。 

ランキング結果の要点とDXへの示唆 

GMOリサーチ&AIが実施したオンライン調査(回答者数26,181名、調査期間:2025年8月14日~9月10日)に基づく「GMO顧客満足度ランキング」のキャッシュレス決済アプリ部門で、PayPayが総合1位に選ばれました。調査対象は18~84歳の全国の利用者で、週1回以上の利用かつ1か月以上継続利用した人に限定されており、各ランクイン企業は最低100名以上の回答を確保しています。こうした母集団の条件から、本結果は日常利用者の実感を反映した評価である点が重要です。 

サービス別の強みは明確に分かれています。PayPayは「機能の充実度」と「アプリの使いやすさ」で1位を獲得し、利用者からは「使える店舗が多い」「直感的で扱いやすい」といった支持が目立ちました。一方で、モバイルSuicaは改札でのかざすだけというスムーズさで「決済のしやすさ」首位、d払いは不正利用時の補償などから「セキュリティ」で1位に立っています。項目別では楽天ペイが「ポイント・キャンペーン」首位、au PAYが「サポート体制」首位という結果も出ており、各社の差別化戦略利用者評価に直結していることが分かります。 

利用者が決済アプリ選定で重視する項目では「決済のしやすさ」と「ポイント・キャンペーン」がともに8.1点と最重要視され、次いで「アプリの使いやすさ」「セキュリティ」が7.9点でした。これは、店舗での迅速な決済体験と、利用の経済的メリットが併存して価値を生むことを示しています。企業の決済DXでは、まずは「どこで・いかに速く使えるか」というUXの徹底と、並行して信頼を担保するセキュリティ・補償設計、さらにロイヤルティ向上を狙うポイント施策が不可欠です。今回のランキングは、実利用者の評価から「実装すべき優先領域」を具体的に示してくれています。 

決済DXは“利便性の広がり”と“安心感の担保”が二本柱です。事業者は両輪を意識した施策設計を急ぐべきでしょう。 

詳しくはGMOリサーチ&AI株式会社の公式ページまで。 
レポート/DXマガジン編集部 

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